上図は、横歩取りからの進展で▲4一角成に△6一玉と逃げた局面。ソフトの評価値+1787で先手優勢。
対局中は、9三にと金がいて挟撃態勢になってきたので、後手玉が見えてきたかと思っていましたが、ここからがいまひとつでした
本譜は▲4三金△9三桂で、ソフトの評価値+1866で先手優勢。

この手順は、▲4三金として▲5二馬からの詰めろですが、△9三桂が全く見えていませんでした。
△9三桂で取ると△7一玉から△8一玉と逃げ道が広くなって、数手前とはだいぶイメージが違います。
この手には、▲5二金△7一玉▲9二歩のような手もありましたが、実戦は▲5三桂不成△7一玉で、ソフトの評価値+599で先手有利となり、だいぶ評価値を落としました。
最初の局面の▲4三金では▲5三桂不成がありました。
▲5三桂不成△同銀▲4三金で、ソフトの評価値+2461で先手勝勢。

この手順は、▲4三金の前に▲5三桂不成と桂馬を捨ててから▲4三金と詰めろをかける手です。
▲5三桂不成と桂馬を捨てることで、後手の守りが弱くなり5三の銀が浮いた状態で取られそうな駒になるのが大きいようです。
▲4三金に△7一玉なら、▲5三金△9三桂▲5二馬△8一玉▲6一銀△8九飛▲9四歩△9八歩▲7二銀不成△同玉▲6一馬△8一玉▲7九金で、ソフトの評価値+2592で先手勝勢。
この手順は、▲5三金や▲5二馬など詰めろをかける手で、後手も△8九飛として銀が入れば△4九銀に期待しますが、▲7九金と詰めろを受けると先手勝勢です。
桂馬を捨ててから詰めろをかけるのが参考になった1局でした。