後手の捌きの受け方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△4五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+362で先手有利。

先手としては4五の桂馬を歩で取って桂得したい局面です。

それに対して、後手は桂馬が取られる前に飛車とか角が捌けるかという感じです。

本譜はがっちり受ける意味で▲4七金と上がりました。

▲4七金△3二飛▲3六歩で、ソフトの評価値+172で互角。

この手順は、受けに強い金を活用することで4六の地点をしっかり受けたつもりだったのですが、金が斜めに上がって玉の守りが少し弱くなりますので一長一短です。

▲3六歩以下△3三銀▲6六歩で、ソフトの評価値+224で互角。

互角の進行だったので、悪くはなかったと思いますが最初の局面では別の手があったようです。

▲4七金で▲2六飛がありました。

▲2六飛△3二飛▲3六歩で、ソフトの評価値+289で互角。

この手順は、▲2六飛として事前に△4六角の筋を受けた手で、△3二飛に▲3六歩と辛抱します。

3五の銀がいなくなると、△4六角が後手の狙いです。

▲3六歩に△3四歩なら、▲4四銀△同金▲同角△4六角▲3五歩△1九角成▲1一角成△5三銀▲6六馬で、ソフトの評価値+444で先手有利。

この手順は、△3四歩から△4六角とした手ですが、▲3五歩と飛車の横の利きで受ける展開です。

4六に角がいるときに△5七桂成とされるのはまずいですが、飛車の横の利きで角を取れる形にしています。

よってお互いに香車を取り合ってという進行です。

▲3六歩に△3四金なら、▲同銀△同飛▲4五歩△1九角成▲4四歩△5五歩▲4五金△1四飛▲3五歩で、ソフトの評価値+284で互角。

この手順は、△3四金と捌いて以下▲4五歩と桂馬を取った手に△1九角成で香車を取ってどうかという進行です。

駒割りは金桂と銀香で先手が少しいいみたいですが、後手も馬を作っていい勝負です。

やはり平手の将棋では、粘り強く指せば簡単に片方が優勢になる展開にはならないようです。

後手の捌きの受け方が参考になった1局でした。