初手が難しい寄せ方

上図は、横歩取りの進展で△9二同龍とと金を取った局面。ソフトの評価値+2909で先手勝勢。

駒割りは金と角香で先手が少し駒損していますが、ここで手番を握っているので先手玉がしっかりしているので先手がいいと思っていました。

ただし、ソフトの先手勝勢まで差が開いているのは気が付きませんでした。

本譜は▲8四桂△同飛▲8五香で、ソフトの評価値+170で互角と進みましたが、▲8四桂は△同飛をうっかりしており、早指しとはいえ手が見えていません。

勝勢の局面から互角に戻るようではまずいです。

▲8四桂では▲9三香がありました。

▲9三香△同龍▲8五桂で、ソフトの評価値+2975で先手勝勢。

▲9三香と捨ててから▲8五桂とする手ですが、実戦で▲9三香はまず指せないと思います。

▲9三歩だったら指せるかもしれませんが、▲9三香のただ捨ては浮かんでも指せないように思います。

▲8五桂に△9九龍なら▲9三桂打で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、▲9三桂打が▲8一金と▲6一金の詰めろになっています。

▲9三桂打に△8三金なら、▲6一金△7二玉▲6二金△同玉▲5二馬△7二玉▲6一馬まで。

よって▲8五桂には△9二龍ですが▲9三歩で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、△9二龍として8一の地点を事前に受けたのですが平凡に▲9三歩があります。

▲9三歩は龍取りですがこれが予想以上に厳しいようです。

▲9三歩に△9一龍は▲9二金で一手一手になりそうなので、▲9三歩には△8三龍ですが、▲7五桂△8五龍▲9二歩成で後手玉は必至です。

▲9三歩に△8三龍▲7五桂に△9四龍なら、▲6一桂成△同玉▲5二金△7一玉▲6一金打△8一玉▲6二金引△同金▲9二銀△7二玉▲6二金△同玉▲6三桂成△7一玉▲7二金まで。

この手順は、9三の歩が攻めの拠点がしっかりしているので寄せきれそうです。

初手が難しい寄せ方が参考になった1局でした。