上図は、相矢倉からの進展で△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値-36で互角。
△4五歩は5三に銀がいるとたまにでる手で、先手の角が逃げたときに△4四銀右と手厚く構える手です。
本譜は▲6八角と逃げて以下△4四銀右▲6七金右で、ソフトの評価値-187で互角。

△4五歩には形とばかり▲6八角と引いたのですが、ソフトはこの手は候補手の一つですが、推奨手ではなかったです。
この局面は互角ですが、やや後手の評価値がいいのが気になります。
▲6七金右以下△5二飛▲5八飛△5五歩▲同歩△6四角▲7九玉△3一玉で、ソフトの評価値-187で互角。
これらの手順は、後手の4四の銀と6四の角と5二の飛車の働きが、先手の2六の銀と6八の角と5八の飛車より働きがいいということでしょうか。
後手は△5五歩と争点ができると動きやすいということみたいです。
▲6八角では▲3七角がありました。
▲3七角△4四銀右▲6七金右△4二角▲7九玉△3一玉▲8八玉△9四歩▲9六歩で、ソフトの評価値-35で互角。

この手順は、△4五歩に▲3七角と狭い方に引く手です。
たまに見るような形ですが、3七には銀や桂馬がいることが多いので、少し駒がだぶっているようにも見えます。
▲3七角と引くと先手の角の頭を狙われることもありますが、2六に銀がいるので防いでいます。
後手は4筋の位を取ったので△4四銀右としましたが、今度は先手の角が3七にいるので△5五歩には▲同歩と取られてしまいます。
以下駒組みが進んで▲9六歩と受けた形は、通常なら後手の銀が6四にいあるのが多いのですが、4筋の位を取ったので4四銀となっています。
この方が先手は玉がしっかりして戦いやすいということみたいです。
ただし、先手は2六の銀と3七の角をどのように活用するかが気になります。
無理に動いて不利になるなら手待ちするしかありませんので、▲1五銀とでるか、▲1五歩とするか▲4八飛くらいで様子を見るかなどだと思います。
これはこれで難しい将棋のようです。
矢倉で△4五歩に▲3七角が参考になった1局でした。