横歩取りの2枚の桂馬の攻めの受け方


上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で、8五の飛車が▲3五飛とした局面。ソフトの評価値+45で互角。

▲3五飛は次に▲6五桂とすると▲3三角成がありますので、後手としては神経を使います。

▲3五飛に3三の地点を守る△2二銀や△4二銀はありますが、▲4五桂に△同桂だと▲3二飛成がありますので、この受け方も神経を使います。

この後手の戦法は受けるときに神経を使いますが、どのように受けたらいいか分かっていませんでした。

本譜は△7四歩に▲6五桂で、ソフトの評価値+908で先手優勢。

この展開は△7四歩がぬるい手みたいで、後手の3三と5三の地点が薄いのが気になります。

△7四歩では△4二銀がありました。

△4二銀▲4五桂△2七歩成で、ソフトの評価値-27で互角。

この手順は、△4二銀として3三と5三の地点を受けた手です。

▲4五桂はやや無理筋で△同桂なら▲3二飛成がありますが、そこで△2七歩成の利かしがあります。

▲同歩なら△1九角成、▲同銀なら△2八角成、▲3三桂成なら△同金で少し受けやすくなります。

最初の局面で△4二銀に▲6五桂なら△4四歩で、ソフトの評価値+80で互角。

この手順は、▲6五桂として先手の角道を開いた手です。

6五の桂馬は6四に角がいますので、簡単には取られません。

▲6五桂に△4四歩が受けの手筋ですが、ぱっと見で意味が分かりにくいです。

△4四歩に▲同角なら、△4三金▲6六角△2七歩成▲同歩△6二玉で、ソフトの評価値+105で互角。

この手順は△4四歩と突いて▲同角と取らせることで△4三金として金を3段目で受ける手です。

ただし、少し力のいる指し方みたいなので、受け損なうと空中分解する感じがします。

途中の△2七歩成は後から2筋に歩を使えるようにする手で、△4三金と上がった展開だと▲2六飛と回れば後手は2筋を受ける形になりませんが、3三金の形なら△2四歩と受ける手です。

いすれも後手の指し方は難しいですが、力戦型なのでやむを得ないかもしれません。

横歩取りの2枚の桂馬の攻めの受け方が参考になった1局でした。