上図は、相矢倉からの進展で△7四銀と上がった局面。ソフトの評価値+84で互角。
この戦型は、だいぶ前に流行った形ですが、お互いの攻めの銀が働くかが一つのポイントになりそうです。
本譜は▲3五歩△同歩▲同銀△4六角▲同歩△3四歩で、ソフトの評価値+16で互角。
この展開は、後手から△4六角と角交換した展開で、以下△3四歩と打って受ける形です。
▲4六同歩の形は、将来後手から△4七角のような手があるのが少し気になります。
この展開は互角ですが、別の指し方があったようです。
▲3五歩では▲6四角がありました。
▲6四角△同歩▲3五歩で、ソフトの評価値+142で互角。

この手順は、▲6四角と先に角交換してから▲3五歩と打つ手です。
後手に△6四同歩とさせると、将来▲4一角と打つ手が銀取りになるのが狙いです。
また逆に4七に歩がいるため△6九角と打つ手が銀取りになりません。
▲3五歩以下△同歩▲同銀△3四歩▲2四歩△同歩▲同銀△同銀▲同飛△2三歩▲2八飛で、ソフトの評価値+158で互角。

この手順は、▲2四歩から銀交換になった進展ですが、▲2四歩に△3五歩は▲4一角が▲6四角とした効果で、▲2三歩成と▲6三角成を見ています。
よって△2四同歩ですが、以下▲2八飛まで引いてどうかという局面です。
この局面は、駒の損得はありませんが先手の攻めの銀と後手の守りの銀を交換しています。
一般的には銀の交換は攻める方がポイントを上げているはずですが、評価値は少し先手がいいとはいえ互角だったのが意外でした。
▲2八飛に△6五歩なら、▲4六角△9二飛▲2四歩△同歩▲同角△2三歩▲5一角成△7三角▲同馬△同桂で、ソフトの評価値+72で互角。
この手順は、△6五歩に▲4六角が狙いの一手ですが、以下の進行でも互角のようです。
▲2八飛に△4九角なら、▲1五歩△同歩▲1四歩△6九銀▲6八金寄△6七角成▲同金△7八金▲同飛△同銀成▲同玉△2八飛▲6八金△2九飛成▲1五香で、ソフトの評価値+245で互角。
この手順は、△4九角から△6九銀は後手の狙い筋で以下△6七角成から△7八金と少し無理気味ではありますが、先手に迫る手です。
以下駒割りは金銀と飛桂でほぼ互角で、形勢も互角のようですが、実戦的には玉の薄い先手が神経を使いそうな展開です。
攻めの銀が捌けるも微差の互角だったのが参考になった1局でした。