歩切れを解消して遊び駒を活用する

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で4三の金が△5四金と上がった局面。ソフトの評価値+403で先手有利。

ここまでの手順は、後手が早い段階で△3三桂と上がった手に▲同角成から▲7七角とした進展で、以下桂馬の頭を狙う展開から先手が桂得になっていますので一応成功しているようです。

ただし、先手は2六の銀が遊んでいるので、本譜は自陣に引き付けました。

本譜は▲3七銀△7三角▲4八銀△6四歩▲4七銀△8四角で、ソフトの評価値+441で先手有利。

この手順は、2六の銀を4七に引き付けてまずまずかと思っていましたが、意外とここから先手が動くにくい駒組になったようです。

評価値は先手有利ですが、後手の5五の歩の位と5四の金が圧力があり、先手は歩切れなのも気になります。

▲3七銀では▲3五歩がありました。ソフトの評価値+307で先手有利。

▲3五歩は全く見えてなかったですが、歩切れを解消する手です。

▲3五歩に△同歩なら▲同銀△3四歩▲2六銀△4五歩▲3七銀で、ソフトの評価値+393で先手有利。

この手順は、後手がおとなしく△3四歩と打って先手は歩切れが解消されたのですが、歩が入ると先手の駒組が多少広くなるような感じです。

桂得で歩切れだと先手も神経を使いますが、1歩でも持ち駒にあると桂得が主張できそうです。

2六の銀は必ずしも中央に寄せるだけでなく、1歩だけでも持ち駒にすると2六の銀は働いているという感覚が大きいようです。

このような感覚はもってなかったので、今後の実戦に役立てたいです。

歩切れを解消して遊び駒を活用するのが参考になった1局でした。