上図は、居飛車対振り飛車の進展で後手が角交換振り飛車から△2五歩と打った局面。ソフトの評価値+306で先手有利。
△2五歩は先手の2筋の歩の交換を逆用する手で、抑え込みを狙っています。
実戦は▲7八玉△3五歩▲6八金で、ソフトの評価値+225で互角と進みましたが、▲6八金では▲6五角と打って▲8三角成の筋と▲2四歩△同銀▲3二角成△同飛▲2三金のような手を狙う方がよかったようです。
また▲7八玉では▲3六歩もありました。
▲3六歩に△4六歩から捌いてくる手が気になります。
▲3六歩△4六歩▲同歩△同飛で、ソフトの評価値+336で先手有利。

この手順は、△4六歩から捌いてくる手ですが、後手は居玉なのでやや無理筋ではあります。
ただし▲3六歩と突くと△4六歩と捌いてくる手が気になる棋風で、それにうまく対応しないと▲3六歩が逆用されると恐れがあるので▲3六歩とは突きませんでした。
また飛車のコビンが開くので後手から△6四角のような手も気になります。
しかしここで先手は反撃にでる手がありました。
▲2四歩△同銀▲6五角△4二飛▲3二角成△同飛▲2三金△3一飛▲3七桂馬で、ソフトの評価値+528で先手有利。

この手順は、▲2四歩と銀の頭に叩きの歩を入れてから▲6五角とする手です。
以下角と金の交換から▲2三金と張り付いて▲3七桂と跳ねる手です。
この展開は、後手玉が薄いので先手も指せそうです。
なお▲3七桂で▲2四金なら△4六角を防いだ手ですが、▲3七桂では単に▲2四金もあったようで、以下△4六角なら▲2二銀△4一飛▲4二歩△同飛▲3三銀不成で、ソフトの評価値+609で先手有利。
どちらの手順も後手の陣形を薄くしてから、先手は張り付いた手をして攻めを継続するような展開です。
実戦的には、後手も△6二玉から△7二玉とする手もあるのでまだ大変ですが、一応先手が主張が通っている感じです。
後手が動いてきたら反撃するのが参考になった1局でした。