上図は、相矢倉からの進展で△6九角と打った局面。ソフトの評価値+475で互角。
駒割りは、角と金銀の交換の2枚替えで先手が駒得していますが、終盤戦なので駒の損得はあまり関係なくなってきています。
△6九角は先手玉は詰めろではないのですが、どの程度先手玉が危ないのかが分かっておらず実戦は攻めにいきました。
実戦は▲2三銀△同玉▲3五桂△3二玉▲3一金△4二玉▲5三銀△5一玉▲3三飛成△8六飛▲7九玉△6八銀で、ソフトの評価値-99992で後手勝勢。

この手順は、▲2三銀と銀を1枚捨ててから後手玉に迫る展開で、▲3三飛成の時に後手の持ち駒に銀が1枚増えています。
△8六飛の王手に▲7九玉と逃げてどうするのかと思っていたら、そこで△6八銀をうっかり見落としていました。
△6八銀以下▲同玉△8八飛成▲7八桂△5八金▲同銀△7八龍▲5九玉△5八龍まで。
△6八銀から△8八飛成の龍の送りの手筋でぴったりの頓死です。
攻めばかりに気を取られて自玉を見ていなかったのはさすがにまずかったです。
▲2三銀では▲7八銀打がありました。
▲7八銀打△8七歩▲同玉△4七角成▲3五桂で、ソフトの評価値+371で先手有利。

この手順は、▲7八銀打と自玉を固める手で受けるならこれが自然な手です。
後手は△8七歩と王手をしてから△4七角成としますが、そこで▲3五桂が味がいい手です。
▲3五桂は次に▲2三金の狙いですが、意外にも形勢はそんなに差がない先手有利です。
もう少し先手がいいのかと思っていましたが、このあたりの感覚も少し甘かった感じです。
序盤からやや指しやすくて自分なりにうまくいっていると勝手に思っていると、形勢判断を過大評価してその先入観のまま指し手を進めているのが理由だと思います。
局面を線でとらえるとそのような感情で局面を見てしまいますので、形勢判断は点で見た方が客観的に見れそうです。
この局面の駒割りは角と銀の交換で先手が少し駒損していますが、先手が攻めて後手が受けづらい形なので先手が少し指しやすいと思います。
▲3五桂に△3一桂なら▲2一銀△4二玉▲6四金で、ソフトの評価値+1725で先手優勢。
この手順の△3一桂はあまりいい手ではないのですが▲2一銀が厳しく△同玉なら▲3三飛成があるので△4二玉としますが▲6四金で先手が指せるようです。
自玉を安全にしてから攻めるのが参考になった1局でした。