角を温存して受ける

上図は、角交換振り飛車から△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値±0で互角。

後手は△4五歩と突いて▲同歩なら△6四角と打って、先手の飛車を角のラインで攻める狙いです。

先手としてはいやな筋ですが、現局面ではやむを得ない感じです。

本譜は、▲4五同歩△6四角▲3七角△同角成▲同桂△6四角▲2七飛で、ソフトの評価値+30で互角。

この手順は、後手は角交換してから再度△6四角と打ちます。

△3七角成を防ぐのに▲2七飛は指しづらいですが、受けるならこの形になります。

ここから後手も手を繋げるのは飛車の活用が必要です。

▲2七飛以下△4二飛▲1五角で、ソフトの評価値-116で互角。

後手は△4二飛と4筋に飛車を回って力をためてきました。

それに対して先手は▲1五角と攻防風に打って、後手の攻めを受ける展開です。

ぱっと見はそんなに働きの悪い角には見えませんが、評価値が結構下がっているのが気になります。

▲1五角以下△4五桂▲同桂△同飛▲4六歩△4三飛で、ソフトの評価値-52で互角。

この手順は、4筋で桂馬の交換があって▲4六歩と打ったら△4三飛として、▲3三角成とすることができません。

このような展開だと▲1五角と打った手は角がたいして働いておらず、あまりよくなかったかもしれません。

▲1五角で、▲2四歩△同歩▲3五歩で、以下△4五桂▲同桂△同銀▲2四飛で、ソフトの評価値+81で互角。

この手順は、▲1五角と打たずに軽く▲2四歩と突き捨ててから▲3五歩とします。

▲3五歩に△同歩なら、▲3四歩がありこれも難しいのですが、▲3五歩には△4五桂と捌いてきます。

以下桂馬の交換から▲2四飛とする展開ですが、先手は角を持ち駒にして飛車が捌けているので、本譜よりはよさそうです。

角を温存して受けるのが参考になった1局でした。