上図は、角交換振り飛車からの進展で5筋の歩を交換して△5一飛とした局面。ソフトの評価値+15で互角。
対局中は、先手の飛車がやや働きが悪く、陣形も少しバラバラなので模様が取りにくいと思っていました。
6九の地点に空間があいているので▲7八玉としたのですが、ソフトの評価値-69で互角。
この手は数手前に▲8八玉と寄っており手損するのであまりよくなかったようです。
対振り飛車なので、後手の飛車に近くなる▲7八玉はあまりよくないという意味です。
▲7八玉では、▲5八金がありました。
▲5八金に気になる筋が△3六歩▲同歩△6四角ですが▲4六歩で、ソフトの評価値+130で互角。

この手順は、▲5八金は4九の金の一段金を活用する手で、ソフトは対振り飛車には早めに▲5八金と上がることが多い印象ですが、本局もそれが自然でした。
後手の持ち駒に角があるので、打ち込みには気を付けていたのですが、飛車ではないのでそこまで神経質になることはなく▲5八金と上がって駒組をした方がよかったです。
以下△3六歩▲同歩△6四角には▲4六歩で角道を止めます。
これは受け損なうと後手の飛車や角が先手陣を直通していますので油断できません。
▲4六歩以下△同歩▲6五歩△4七歩成▲6四歩△5八と▲同飛△4七金で、ソフトの評価値+350で先手有利。

この手順は、後手が角と金の交換から△4七金と張り付いた展開です。
やや後手が無理気味に動いてきたとはいえ、先手陣は薄いので駒損して飛車が成られると苦しいです。
△4七金以下▲6三歩成△同銀▲5二歩△同飛▲5三歩△同飛▲3五角で、ソフトの評価値+251で互角。
この手順は、▲6三歩成から▲5二歩と▲5三歩を歩を連打して▲3五角で受ける展開です。
先手は神経を使いそうですが、後手も飛車と金だけの攻めなのでいい勝負のようです。
対振り飛車には玉を遠くに配置するのが参考になった1局でした。