上図は、後手が角交換振り飛車からの進展で▲6五角と打った手に△5四角と合わせて角交換から△5四同銀と進んだ局面。ソフトの評価値+270で互角。
ここまでは、先手は後手の桂馬の頭を狙って▲3五歩△同歩▲3八飛から進んだ展開で、先手はここからどのように手を繋げていくかという局面です。
実戦は▲3二角△3一飛で、ソフトの評価値+108で互角と進みましたが、ここでは別の手もあったようです。
▲3二角で▲2三歩で、ソフトの評価値+133で互角。

この手は、▲2三歩と垂らして△同飛なら▲3一飛成です。
また次の狙いは▲2二歩成△同飛▲3一飛成です。
後手は普通に受けるなら△3三歩になります。
なお△3三歩で△3四歩と叩いてから△3三歩と打とうとしても、△3四歩▲同飛△3三歩には▲2四飛で受けになっていません。
△3三歩▲2二歩成△同飛▲3一角△3二飛▲4二角成△同飛▲3三飛成で、ソフトの評価値+298で互角。

この手順は、△3三歩の受けに▲2二歩成から角を打って角と金の交換から飛車が成る手です。
部分的には飛車が成れたら攻めが成功ですが、以下△5二飛で互角のようです。
△5二飛に▲5三金と打っても△同飛▲同龍△4三金で、ソフトの評価値-138で互角。
この手順は、▲5三金から飛車を取っても△4三金で飛車が取られる形なので互角です。
▲3三飛成△5二飛▲2四龍△2八歩▲2五龍△2九歩成▲同龍で、ソフトの評価値+237で互角。
この手順は、▲2四龍として駒を少しでも補充する指し方で、以下後手も△2八歩から駒を取りにいく展開で互角のようです。
やはり平手の将棋では、お互いに悪い手を指さない限り簡単には有利にならないようです。
手を作って飛車が成っても互角なのが参考になった1局でした。