角と銀を使える形にする

上図は、相居飛車から後手右玉の進展で△4六歩と突いた局面。ソフトの評価値+28で互角。

対局中は、△4六歩と突かれ次の△4七歩成が忙しいので、どのように攻めようかと思っていました。

先手は飛車が8九にいるので攻めには全く使えず、2六の角と3六の銀が活用できるかがポイントになりそうです。

実戦は▲4五桂打に△同桂▲同銀でソフトの評価値+196で互角だったのですが▲4五桂打に△4四金ならソフトの評価値-94で互角。

▲4五桂打に△同桂に▲同銀と進めば3六の銀が活用できるので、一応手になっているようです。

しかし、▲4五桂打に△4四金うっかりしやすい手で以下▲3三桂成△同角で先手の2六の角と3六の銀が重たくてあまり働いていません。

△4四金は後手玉の守りから離れるので少し考えづらいですが、金が3五の地点に受けに回ると先手は攻めの継続が難しくなります。

▲4五桂打では▲7四桂がありました。

▲7四桂△7三銀▲3五銀△同歩▲6五桂で、ソフトの評価値+74で互角。

この手順は平凡に▲7四桂と打つ手があったようで、△7三銀と受けたら▲3五銀から桂馬を取って▲6五桂と両取りに打つ手です。

指されれ見れば自然に見えますが、3六の銀が後手の守りの駒と交換できるのは大きいです。

▲6五桂に△同銀なら、▲同歩△4四金▲4五歩で、ソフトの評価値+67で互角。

この手順は、△6五同銀から△4四金として先手の角をおさえる指し方ですが、▲4五歩と打てば一応手にはなっているようです。

なお、▲7四桂に△7一銀として△7三歩から桂馬を取るような手もありそうですが、▲9五歩△同歩▲9三歩△同香▲3五銀△同歩▲同角で、ソフトの評価値+141で互角。

この手順は、△7一銀として△7三歩を楽しみにする辛抱ですが、さすがに手数がかかるので、先手は9筋に嫌味をつけてから▲3五銀として銀と桂馬の交換ですが、後手陣が少し崩れているのでいい勝負のようです。

角と銀を使える形にするのが参考になった1局でした。