▲5八玉での早繰り銀

上図は、角換わりから早繰り銀の進展で△6二金とした局面。ソフトの評価値+16で互角。

先手は▲4六銀からの早繰り銀なので本来は早い段階で▲3五歩と仕掛けることが多いのですが、▲5八玉での組み合わせで▲3五歩と仕掛けるのがどうなのかがよく分かっていませんでした。

本譜は▲3五歩△同歩▲同銀△8一飛▲3四歩△2二銀で、ソフトの評価値-46で互角だったのですが、△2二銀で△4四銀ならソフトの評価値-123で互角。

この手順は、▲3五歩と仕掛けたのですがこの形で仕掛けるのはよくなかったようで、途中の△8一飛が落ち着いた手のようだったです。

先手は▲3四歩と打ちますが、強く△4四銀とぶつける手があったようです。

△4四銀に▲2四歩なら、△3五銀▲2三歩成△2七歩▲同飛△4五角▲2八飛△2三金▲同飛成△7八角成▲2二龍△3二歩で、ソフトの評価値-106で互角。

この手順は、△4四銀に▲2四歩として先手は銀損ですが▲2三歩成に期待した手で、以下△2七歩から△4五角で後手が切り返したようでも先手は飛車が成れば駒損でもいい勝負のようです。

この展開がいやなら後手は△4四銀で△2二銀となります。

これらより実戦的には▲3五歩はあったようですが、ソフトの推奨手は▲3七桂で、ソフトの評価値-15で互角。

▲3七桂と跳ねると将来▲3五歩と突く手は△同歩▲同銀△3六歩のような筋が気になりますので、▲3五歩は突きづらいです。

先手の飛車は▲2九飛として様子を見るくらいですが、後手も△8一飛のような手で辛抱する展開です。

このように進むとお互いに手を出しづらい展開になりそうです。

先手は千日手模様で指すか、▲6八銀とか▲5六角で打開するかという感じになりそうです。

▲5八玉での早繰り銀が参考になった1局でした。