最終盤で歩を打って寄せる


上図は、相居飛車からの終盤戦で△1九角成と3七の角が香車を取った局面。ソフトの評価値+5447で先手勝勢。

駒割りは、角と銀香の交換で2枚替えで後手玉は3枚の金駒で守っていますが、ここで先手の手番で2枚の飛車と5四の角が後手玉を狙っている形で先手勝勢です。

先手玉に詰めろはかかっていませんので、ここで後手玉を寄せきれるかどうかという局面です。

実戦は、△1九角成以下▲2三飛成△同玉▲2一飛成で、ソフトの評価値+5158で先手勝勢。

▲2三飛成に△同金なら▲2一飛成で詰みなので△2三同玉としますが、そこで▲2一飛成で寄るかどうかという展開です。

▲2一飛成に△2二歩は▲3二角成△同金▲1五桂△1四玉▲2五金で詰みです。

▲2一飛成に△2二香は▲3二角成△同金▲1五桂△1四玉▲2五金△同香▲同龍で詰みです。

▲2一飛成に△2二金は▲1五桂△1四玉▲2二龍△同銀▲2五金で詰みです。

この手順の▲2二龍に△同銀で△3七飛は、▲4八玉△3九銀▲5九玉△4八銀打▲6八玉△7八歩成▲同玉△7一香▲7六歩△同香▲同金で、先手玉は詰みません。

よって▲2一飛成には△2二銀の移動合いになります。

△2二銀以下▲3二角成△同金▲2四歩で、ソフトの評価値+99985で先手勝勢。

この手順は、△2二銀に▲3二角成は見えますが△同金に▲2四歩が少しうっかりしやすい手です。

今見れば自然な手ですが、実戦は▲2四歩で▲3五桂と打ったのが失敗で、△同歩に▲2四歩と打ったのですが△同玉で金と歩だけでは後手玉は詰みません。

△2二同銀には単に▲2四歩がいい手で、△2四同玉なら▲2五金△2三玉▲3四金△同玉▲3二龍△3三銀▲3五金で詰みです。

この手順の▲3四金に△1四は▲2六桂で詰みです。

よって▲2四歩には△3三玉と逃げますが、そこで▲2三金があります。

▲2三金以下△同銀▲同歩成△同金▲2五桂で、△4二玉▲5四桂△4三玉▲2三龍△5四玉▲5五銀打で詰みです。

これで後手玉は寄り筋だったようです。

平凡な▲2四歩が見えるかどうかで全く違う展開になりますが、寄せがある場合は寄せれるようになりたいです。

最終盤で歩を打って寄せるのが参考になった1局でした。