上図は、相掛かりからの終盤戦で△2二同金と龍を取った局面。ソフトの評価値+380で先手有利。
駒割りは、角銀と金桂桂の交換でいい勝負のようですが、ここで先手の手番が大きいです。
攻めの手としては▲6四角△同歩▲5四桂は厳しそうですが、△5三玉でまだ後手玉に即詰みはありません。
また、後手から△8七桂の王手が厳しいのでので、先手は一旦受けることになりそうです。
実戦は▲7八銀と打ったのですが、ソフトの評価値+236で互角。

この手は△8七桂を防いで玉の回りに銀を打つ手で、自陣を固める手ならこれしかないと思っていたのですが、ソフトの推奨手ではなかったようです。
持ち駒に銀が2枚あるので1枚を受けに使ってもいいと思ったのですが、この手が推奨手でないのは将棋の難しいところです。
▲7八銀以下△2九飛▲5九金△1九飛成で、ソフトの評価値+341で先手有利。
△2九飛は変化手順ですが、ソフトはこのような流れを考えているようでこれでもやや先手有利のようです。
▲7八銀では▲8一飛がありました。
▲8一飛△7一歩▲7八玉△8五金で、ソフトの評価値+340で先手有利。

この手順は、▲8一飛と攻防に飛車を打って△8七桂を消します。
次は▲6一飛成があるので△7一歩と受けますが、そこで▲7八玉がなかなか指せません。
▲7八玉は△8七桂を防いだ手ということですが、自玉は守りが薄いです。
△8五金の角取りは少し重たい手ですが、▲6六角と逃げれば△8六桂がうるさいです。
△8五金以下▲7六銀△7五金▲同銀△8七歩▲8九歩で、ソフトの評価値+471で先手有利。
この手順は▲7六銀と受ける手で、実戦では多分指せない手です。
△7六桂は7五に角がいるためできないので△7五金としますが▲同銀で受ける形です。
以下後手から△8七歩と嫌味な歩を垂らしますが▲8九歩と受けてどうかという展開です。
一応△8六桂の筋は受けて先手はいつでも▲6四銀△同歩▲5四桂の攻めがあるのは分かりますが難しい手順です。
このあたりはソフトのレベルには全くついていけない感じで、将棋の終盤は難しいです。
▲7八銀は受けただけの手に対して▲8一飛は攻防の1手なので価値が高いということでしょうが、▲7八銀は終盤の手ではないということかもしれません。
どのように△8七桂を防ぐかが参考になった1局でした。