上図は、横歩取り青野流からの進展で△1八飛と打った局面。ソフトの評価値-321で後手有利。
駒割りは桂馬と香車の交換でほぼ互角ですが、後手は次に△3七歩の狙いがあります。
よって先手は受ける形ですが、どのように受けるが難しいです。
実戦は▲2六角△1九角▲4七玉△2八角成で、ソフトの評価値-553で後手有利。

この手順は、▲2六角と打って3七の地点の補強と5三の地点を睨んでの攻防風な角で味がいいかと思っていたのですが、△1九角と打たれ次に△4六角成があるので▲4七玉としたのですが、△2八角成とされてはっきりしない展開です。
4七の玉は動かしづらい形で、後手から次に△2四歩とされると△2五歩が角取りになって先手の角が使いづらいです。
このような展開になると、むしろ先手は角を打たなかった方がよかった感じです。
▲2六角では▲4八金がありました。
▲4八金△3九角▲2一飛で、ソフトの評価値-76で互角。

この手順は、▲4八金と3七の地点を補強する手で少し指しづらいかと思っていました。
▲4八金に△3九角と打っていつでも△4八角成とする狙いで先手の手が難しいと思っていましたが▲2一飛がありました。
▲2一飛は次に▲3三桂成△同金▲3一飛成が狙いです。
▲2一飛に△2二銀は▲4一角がありますので、角を持ち駒にしているのが大きいです。
▲2一飛以下△2八角成▲4七玉△6二玉▲1一飛成で、ソフトの評価値-160で互角。
この手順は、△2八角成に▲4七玉とする形で先手も少し心細いですが、後手の△6二玉の早逃げに▲1一飛成と香車を補充します。
▲1一飛成で▲3三桂成は△同金▲3一飛成△5五桂▲5六玉△3八馬があります。
▲1一飛成の局面も先手玉が動かしづらく少し指しづらいですが、粘るならこのような感じだったみたいです。
最初の局面は、先手玉周辺の駒の配置がまとめづらいようです。
少し苦しい局面の粘り方が参考になった1局でした。