上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6三銀打とした局面。ソフトの評価値-238で互角。
駒割りは先手の桂得ですが、馬取りで5七にと金がいるのでいい勝負のようです。
本譜は△6三銀打に▲7五馬△3八飛▲9三銀△同香▲同馬以下寄り形になりました。
▲9三同馬に△同桂なら▲9四桂△9二玉▲8二金で詰みです。
よって▲9三同馬に△同玉ですが▲9一飛△9二香▲9四香△同玉▲9二飛成の要領です。
この手順の▲9一飛に△8二玉は▲9四桂△9一玉▲8二金で詰みです。
よって▲7五馬に後手は受ける形だったのですが、▲7五馬に△8四香のような手では▲5七馬がありますが、▲7五馬には△3五角がありました。ソフトの評価値-413で後手有利。

この手順の△3五角はいかにも振り飛車が指しそうな手で、後手玉を広くしつつ5七のと金を守って次に△6八とを狙っています。
△3五角を指されると後手玉が広すぎて▲9三銀の筋は将来△7一玉と逃げるルートがあるので寄り形になりません。
▲7五馬は狙いの1手ではありますが別の手があったようです。
▲7五馬では▲6三同馬がありました。
▲6三同馬△同銀▲7五桂で、ソフトの評価値-381で後手有利。

この手順は、▲6三同馬と銀を取ってから▲7五桂と打つ手です。
▲7五桂の本当の狙いは▲6三桂成ではなく▲8三桂成です。
▲7五桂に△3八飛なら▲8三桂成△同玉▲8四銀△同玉▲8二飛△8三歩▲8五銀△同玉▲8三飛成△7六玉▲6六金で詰みのような狙いです。
この手順はうまくいきすぎですが、後手玉は8筋が弱いのでそこに駒をぶつける感じです。
▲7五桂に△7二金打なら▲6三桂成△同金▲5二銀△同金▲6一銀で、ソフトの評価値-43で互角。
この手順は、△7二金打と8三の地点を守れば▲6三桂成とします。
以下△同金に▲5二銀から▲6一銀が鋭く次は▲7二飛のような狙いです。
後手は▲6一銀には受ける形ですがいい勝負のようです。
▲7五桂△7四銀▲6三銀△3八飛▲7九金打△7二金打で、ソフトの評価値-169で互角。
この手順は、△7四銀は少し指しにくい手ですが▲6三銀に強く△3八飛と打ち込んできます。
▲7九金打の受けに後手も△7二金打とすると後手玉は簡単には寄らないのでまだこれからの将棋のようです。
銀を取って桂馬で張り付くのが参考になった1局でした。