上図は、後手角交換振り飛車からの進展で△3三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+355で先手有利。
先手は穴熊にできましたが、できれば▲8八銀とか▲8八金まで囲ってから攻めることを考えたい局面です。
実戦は▲8八金△2一飛▲2五歩で、ソフトの評価値+102で互角。
この手順は、後手が△3三桂から△2一飛と回って△2四歩から△2五歩と2筋を逆用する筋に備えて▲2五歩と打ちました。
この▲2五歩がもったいなかったようで、▲6七角がありました。
▲2五歩で▲6七角で、ソフトの評価値+339で先手有利。

この手順は、▲6七角と打って後手の桂馬の頭の3四の地点を狙う手で、▲6七角は次に▲3五歩△同歩▲3四歩と桂得を狙う筋です。
▲6七角以下△2四歩▲3五歩△4五歩▲3四歩△同銀▲4五歩△5五角▲3八飛△3六歩▲2八歩で、ソフトの評価値+860で先手有利。
この手順の▲3五歩に△同歩なら今度は▲1五歩△同歩▲1二歩があります。
よって△4五歩と先手の角道を止める手がありますが、▲3四歩と取り込んでから▲4五歩が少し指しづらいです。
以下△5五角と先手の飛車のコビンを狙いますが、▲3八飛が銀取りの先手になります。
以下△3六歩も手筋で▲同飛なら△3五歩▲3八飛△1九角成の筋がありますが、△3六歩には▲2八歩がうまい手で先手が指せそうです。
また最初の局面から▲6七角もありました。
▲6七角△4五歩▲同歩△5五角▲1八飛△6五歩▲同歩△4一飛▲5六銀で、ソフトの評価値+532で先手有利。

この手順は、先に▲6七角と打って次に▲3五歩と狙う手に△4五歩と角道を止める手です。
▲4五同歩に△5五角も嫌な手ですが、先手は▲1八飛と辛抱します。
後手の角が狭いので△6五歩と突き捨ててから△4一飛と回って飛車を4筋から動く狙いに▲5六銀としてどうかという展開です。
このような展開になると桂馬を攻めることは難しいですが、先手は3歩もって4七の銀が5六にでて中央を手厚くしているので先手が指せるようです。
やはり△3三桂と跳ねたら、△2一飛から△2四歩と伸ばされるのを気にするよりも、瞬間的に▲6七角の筋はどうかと反応しなければいけなかったようです。
△3三桂には▲6七角で反応するのが参考になった1局でした。