相手の金が4段目なら飛車交換を狙う

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△4四角と5五の角が引いた局面。ソフトの評価値+90で互角。

先手がトーチカにしたのに対して後手は4一の金が5二から5三から6四と進出してきた展開で、トーチカに金を圧迫する指し方です。

似たような将棋は見たことがありますが、実際に指されるのはほとんどないのでまだ局面の急所が掴めていない感じです。

見るのと実際に指すのでは全く違います。

実戦は▲2四歩△同歩▲4六歩△5六歩で、ソフトの評価値-196で互角。

この手順は、▲2四歩と突き捨てて将来後手の飛車が2筋から移動したら▲2四飛とする狙いです。

△同歩に▲4六歩として部分的にはありそうな手ですがこれがぬるく、△5六歩と打たれました。

△5六歩は、先手の5七の角と4八の銀がいなくなれば△5七歩成とできるので大きな手です。

対局中は△5六歩と打たれたらよくないなとは思っていましたが、他の手が見えなかったという感じです。

▲2四歩の突き捨ては悪くなかったようですが、△2四同歩に▲2四同飛がありました。

▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△5四銀▲5六歩で、ソフトの評価値+79で互角。

この手順は△2四同歩に▲2四同飛と飛車をぶつける手で全く見えていませんでした。

▲2四同飛に△同飛なら▲同角で△2八飛の角と銀の両取りがありそうですが、この場合は▲4二角成とすれば△4八飛成には▲4三馬があります。

後手は6四の金と4段目の金のため飛車の打ち込みに弱いので飛車交換をさける△2三歩としますが、そこで形よく▲2九飛とします。

以下、後手は4三の銀がやや浮いているので△5四銀と中央に活用しますが、先手は▲5六歩として角の頭の傷を消してどうかという展開です。

ここまでの手で一番の問題だったのは、△2四同歩に▲2四同飛というのを全く考えずに形とばかり▲2四歩と突き捨てたことです。

▲2四歩の直接的な意味が分かっていれば▲2四同飛が浮かぶのですが、ここら辺をあまり理解しておらず、6四の金の圧力ばかり気にして飛車の交換の筋を意識してなかったです。

▲5六歩以下はまだ難しいですが、本譜よりはよかったようです。

相手の金が4段目なら飛車交換を狙うのが参考になった1局でした。