早めに▲4六銀と上がって石田流をけん制する

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△3五歩とついた局面。ソフトの評価値+137で互角。

実戦はここで▲1六歩としてやや作戦負けのような展開になりました。https://shogiamateur.com/?p=29326&preview=true

▲1六歩は今突かなくてもいいような手だったのでもったいなかったです。

▲1六歩で▲4六銀がありました。ソフトの評価値+147で互角。

この手は3筋と4筋に圧力をかける手ですが、穴熊が完成する前に駒を前進させるのでぱっと見でいまひとつ意味が分かりにくいです。

後手は最低限の美濃囲いが完成しているので、△3六歩と動いてきます。

▲4六銀以下△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3一飛▲6八角で、ソフトの評価値+125で互角。

この手順は、後手は3筋の歩を交換して△3一飛とした手に先手は▲6八角と引き角にします。

▲6八角と引いたのは△4五歩なら▲3五銀として▲2四歩と動く狙いです。

▲6八角では▲8八銀が自然ですが、▲4六銀と関連する意味で▲6八角としていると思います。

後手から直ぐに動いてくる手がないので、▲6八角の後に▲8八銀としても問題ないみたいです。

三間飛車に▲4六銀から▲6八角として▲3五銀を狙うのはよく出る筋ですが、△4五歩と突いていると▲4六銀と出られないので、早めに▲4六銀から▲6八角として△4五歩に▲3五銀を用意しています。

また、後手は3四の飛から3三の桂と石田流の構えにしたいのですが、4六の銀と6八の角の組み合わせだと▲3五銀で飛車が詰まされることがあるので、後手としても石田流には構えづらいです。

▲4六銀は後手の石田流をけん制した手と言えそうです。

形勢は互角ですが、先手は方針は立てやすいです。

早めに▲4六銀と上がって石田流をけん制するのが参考になった1局でした。