相横歩取りの変化手順

上図は、相横歩取りから飛車交換をしての進展で▲8二歩成に△6五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+357で先手有利。

この局面までは、相横歩取りから飛車交換をして▲4六角と打った手に△8二角でなく△8二歩で受けたので、以下▲8三歩から進んだ展開です。

駒割りは、飛車角と金銀の交換で後手が駒得ですが、先手は8二にと金がいます。

後手は▲8二歩成とされると飛車が死んだ形ですが、△6五桂と跳ねるのがこの形特有の手です。

ここで飛車を取るか5七の地点を守るか少し迷いましたが、実戦は▲7一ととしました。

▲7一と△5七桂不成▲5八銀△4九桂成▲同銀で、ソフトの評価値-222で互角。

この手順は、▲7一とと飛車を取ったときに△5七桂不成が次に△6九飛を狙っています。

よって先手は受ける形ですが、▲5八銀として△4九桂成に▲同銀としました。

駒割りは、角と銀と交換で先手が少し駒損ですが、互角とはいえ評価値がだいぶ下がったのが気になります。

後手の8一の桂馬が敵陣の守りの金と交換になるのは、後手にとってポイントが高いようです。

▲7一とでは▲6八銀がありました。

▲6八銀△7三飛▲8四銀で、ソフトの評価値+105で互角。

この手順は、5七の地点を守る▲6八銀で△7三飛と逃げたときに▲8四銀として飛車を取る形です。

▲8四銀以下△8五飛▲7三銀成△8九飛成▲7九金△9九龍▲6二飛で、ソフトの評価値+1321で先手優勢。

この手順は、△8九飛成に▲7九金とはじける形が大きく△9九龍に▲6二飛と相手玉の近くに飛車を打って先手が指せるようです。

▲8四銀以下△7一飛▲同と△4二玉▲7三銀成で、ソフトの評価値+303で先手有利。

この手順は、▲8四銀に△7一飛と捨てて△4二玉と早逃げをする手で、部分的には後手は飛車損ですが、先手は7三に銀が成っても決して働きがいいとは言えないので、、先手有利とはいえほぼ互角です。

横歩取りも△3三角型が主流ですが、たまに△4五角戦法や相横歩取りなど超急戦になると定跡を忘れて、気がついたら不利になるのが多いのがこの戦形の難しいところです。

横歩を取って超急戦を指すのは、勝敗は別にしていい意味の復習だと思っています。

ただし、復習といっても知らない手がまだたくさんある感じです。

相横歩取りの変化手順が参考になった1局でした。