三間飛車に▲5八金型でも▲6六銀と上がる


上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5四銀と上がった局面。ソフトの評価値+161で互角。

実戦は▲6六歩として途中でぬるい手を指したのでやや作戦負けになりました。https://shogiamateur.com/?p=29326&preview=true

今回は▲6六銀の変化です。

▲6六銀△3五歩▲9九玉△5一角▲8八銀△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3四飛▲5五歩で、ソフトの評価値+112で互角。

この手順は、後手の三間飛車に▲6六銀と銀を玉の方に寄せる形です。

気になるのは、6六の銀と5八の金が中央側に寄っているので、3筋がやや手薄なことです。

▲5五歩もやや突っ張った手で、先手は穴熊が完成していないのに後手の銀を4五に出させると、3筋の受け方が気になります。

▲5五歩以下△4五銀▲6八角△8二玉▲7九金△6四歩▲9六歩△7四歩▲2六飛で、ソフトの評価値+128で互角。

この手順は、△4五銀と3筋に圧力をかけてくると▲6八角と引いて守る手で、▲6八角に△3六歩としても▲同歩△同銀▲3五歩で受かります。

7七の角は6六に銀がいてさらに5五に歩がいると7七にいても使いづらいので▲6八角とします。

ただし▲6八角とすると5八の金が使いづらいのが難点ではあります。

5八の金が一段金の4九にいれば、▲5九金から▲6九金から▲7八金とできますが、後手が振り飛車で早い段階に▲5八金と上がったので仕方ないです。

最後の▲2六飛も部分的な形ですが、どのような狙いがあるかというのが少し分かりにくいです。

4段目に飛車が上がって△5六銀とさせないという意味はあります。

先手は5八の金をできたら▲5九金から▲6九金から▲7八金としたいのですが、6七の地点が薄くなるので△5六銀から△6七銀成を狙われそうです。

また▲2六飛の形は、後手から△3六歩▲同歩△同飛のように後手から飛車交換をする狙いもあるので一長一短です。

先手から動くとすれば▲7五歩のような手はありますが、7筋の歩が切れれば△7八歩のような手も生じますので、このあたりは先手も動きが難しいです。

いずれにしろいい勝負のようです。

三間飛車に▲5八金型でも▲6六銀と上がるのが参考になった1局でした。