上図は、横歩取り青野流からの進展の変化手順で△2五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-459で後手有利。
△2五桂は3七の地点で清算して△4五桂や、8八に龍がいるので△5五角のような狙いです。
角道を止めるのは結構難しいですが、ここでどのように受ければいいかという局面です。
実戦は、数手前に▲3八銀と上がって受ける形にせず▲2七金を打って受ける形にしたので寄せられました。
▲3八銀とすると玉が右に逃げるには▲3九玉しかないので受けづらいかと思っていましたが、この局面はまだ結構難しいみたいでした。
ここでは2通りの受け方がありました。
1つは▲4六歩と突く手です。ソフトの評価値-466で後手有利。

この手は3七の地点で清算して△4五桂と打たせにくくします。
▲4六歩以下△3七桂右成▲同桂△同桂成▲同銀△同角成▲同玉△4五桂▲4八玉で、ソフトの評価値-479で互角。
正確には△4五桂に▲同歩なら△5五角があるので取れませんが、▲4八玉と逃げるとまだ意外にも先手玉は寄りません。
後手は持ち駒に角と銀銀と桂馬でいい駒がそろっていますが、先手は8八に龍がいてい受けに利いているので意外と大変なようです。
また▲4六歩と突くことによって▲4七玉のような形になると、意外と複雑になるみたいです。
もう1つの受け方は△2五桂に▲8五龍です。ソフトの評価値-256で互角。

この手は、▲8五龍として清算してからの△5五角を防ぐと同時に△4五桂や△2五桂の王手も防いでいます。
▲8五龍以下△3七桂左成▲同銀△同桂成▲同桂で、ソフトの評価値-381で後手有利。
この手順の△3七桂左成に▲同桂が普通ですが、△5六桂と打つ手があり▲同歩に△5七角と打たれると寄り筋になります。
よって△3七桂左成に▲同銀としますが以下△同桂成に▲同桂で意外とまだ難しいようです。
最初の局面が少し後手が指しやすいので先手が苦しいですが、粘るとしたらこのような感じでした。
急所は清算して簡単に△4五桂と打たれない形にすることみたいです。
また△4五桂と打たれても意外と捕まえづらい形にしておくことみたいです。
玉のコビンを角と桂馬で攻められたときの受け方が参考になった1局でした。