上図は、横歩取り青野流からの進展で△2四歩と打った局面。ソフトの評価値-978で後手優勢。
△2四歩は次に△2五歩が角取りになるので、この瞬間に何か手がないと厳しいです。
桂馬を取られて角取りになるのでは全く先手にいいところがありません。
対局中は先手から攻める手が見えなかったので粘るしかないと思っていたのですが、この後の後手の攻めが全く見えていませんでした。
実戦は、▲5六歩△2五歩▲4八角△3五桂で、ソフトの評価値-1238で後手優勢。

▲5六歩は後手に桂馬が入れば△5五桂を先に受けた手ですが、△2五歩▲4八角に△3五桂をうっかりしていました。
▲3五同歩△3八馬▲同金△3六銀▲同玉△3八飛成で、ソフトの評価値-1418で後手優勢。
この手順は、先手が4段玉になって後手の龍から追われる形なので、先手がしのぐのは難しいです。
▲5六歩では▲4五桂がありました。
▲4五桂△4四香▲5六飛で、ソフトの評価値-954で後手優勢。

この手順の▲4五桂は5三の地点に効かす手で対局中は見えていたのですが、△4四香で手がないと思いやめました。
△4四香に▲3三桂左成は△4六香とか△4六馬が厳しすぎます。
しかし△4四香には▲5六飛と自陣飛車に打つ手があったようで、このような手が見えていないです。
▲5六飛に△4五香なら▲5三角成がありますので、後手は△4二銀とします。
△4二銀以下▲3三桂右成△同金▲同桂成△同銀▲2九金で、ソフトの評価値-1168で後手優勢。
この手順は、△4二銀と5三の地点と3三の地点の両方を受けた手に▲3三桂右成から金を取って▲2九金と打つ形です。
実戦的には▲2九金以下△5五桂▲同飛△4六馬のような手があって以前先手が苦しいのですが、一応後手陣が少し薄くなって後手の1八の飛車が取れる形なのでもう少し粘れそうです。
形勢のいい側は局面がいいと思っても、実際に決め手がはっきりしない展開は結構難しいと思っていることも多いようです。
もう少し粘れる手を探してみるのが大事だと分かった1局でした。

















