上図は、横歩取り青野流からの進展で△3三同金と成桂を取った局面。ソフトの評価値-491で後手有利。
この局面は、駒の損得はありませんが先手の飛車が歩越し飛車で少し狭いので後手から狙われやすいので後手が指せているようです。
後手陣はバランスの取れた構えになっているので、先手から手を作るのは大変です。
しかし、先手から動かないと後手から飛車を目標に手を作ってくると苦しいと思って少し無理気味に動いていきました。
実戦は▲7五歩△同歩▲7四歩△6五桂▲9五角で、ソフトの評価値-626で後手有利。

この手順の▲7五歩から▲7四歩は、後手の桂頭を狙う手に対して△6五桂と跳ねた手が銀取りになるので普通はない手ですが、次の▲9五角に期待していました。
先手は攻めだしたので攻めを止めるわけにはいかない形です。
次の狙いは▲7三歩成で、▲9五角に△7四銀なら▲6六桂がありますのでどのように受けてくるのかと思っていたら△9四歩がありました。
▲9五角以下△9四歩▲6二角成△同玉▲7三金△5二玉▲5五桂△7二銀▲同金△同角▲7三歩成△4五角で、ソフトの評価値-939で後手優勢。
この手順は、先手は攻める展開ですがやや戦力不足でと金ができても△4五角とかわされると後手優勢です。
自分から動いて形勢が悪くなり、手の流れが単調になるのでは失敗です。
▲7五歩では▲6八銀がありました。
▲6八銀△3二金▲5九銀左で、ソフトの評価値-429で後手有利。

この手順は、7七の銀を引いて玉の守りに使う手です。
銀の活用なら▲6六銀と前進して攻めに使うことも考えられますが、△4五角▲4六飛△5四桂で先手が悪いです。
よって駒を引いて活用する展開で、▲5九銀左に△4五角なら▲7六飛のような指し方です。
△4五角のような筋違い角は持ち駒に桂馬があれば△6六桂▲同歩△7八角成のような狙い筋がありますが、それを気をつければまだ先手が苦しいなりに戦えるようです。
▲5九銀左とした局面は先手から手を作って攻めるのは難しそうなので、後手に動いてもらうしかない感じです。
このあたりがやや不満な形ではありますが、後手も具体的に手を作っていくのはそれなりに難しそうです。
左の銀を引いて守りに使うのが参考になった1局でした。