どのような形で受けるか

上図は、相矢倉からの進展で6四の銀が△7五銀と歩を取った局面。ソフトの評価値+325で先手有利。

対局中は、最初は▲7六歩と打って受けるつもりだったのですが△9三桂という手が気になって▲9四銀なら△7六銀で先手が悪いと思って予定変更しました。

実戦は△7五銀に▲7四歩と打ったのですが、ソフトの評価値+109で互角。

▲7四歩は後手の飛車の働きを抑える手ですが、7六の地点に空間があいていつでも△7六歩と打たれる筋が気になります。

実戦も▲7四歩に△7六歩と打たれて、▲6七金寄と逃げるといつでも後手に駒が入れば7七から打ち込む筋があるのでうるさいです。

また△7六歩に▲同銀も△同銀▲同金△6四桂がうるさい攻めで、振りほどくのが大変です。

やはり▲7四歩はあまり筋がよくなかったようです。

▲7四歩では▲7六歩がありました。ソフトの評価値+356で先手有利。

この手は銀取りに打つ▲7六歩で、一番手堅い手でこれでよければ分かりやすいです。

▲7六歩に△6四銀はさすがに中盤では指しづらい手なので、別の手を選択します。

▲7六歩に△6六銀▲同金△3九角は▲6八飛で、△5七角成は▲同馬があるので成立しません。

よって後手は攻めを継続するのなら△9三桂と打つことになります。

△9三桂に▲9四銀なら△7六銀▲同金△同飛▲7七歩△6六飛▲6七歩△5六飛で、ソフトの評価値+183で互角。

この手順は、△9三桂に▲9四銀と逃げる手で銀がそっぽに逃げた手に△7六銀とされるとだいぶ先手が損をしたようですが、意外にも実戦的には難しいようで後手の飛車が横に捌けても互角のようです。

△9三桂に▲7四銀で、△同飛▲7五歩△同飛▲7六銀△7二飛▲7三歩△4二飛▲8六歩で、ソフトの評価値+542で先手有利。

この手順は、▲7四銀と逃げる手で△同飛とすれば▲7五歩が飛車取りになる手です。

▲7五歩に後手は普通に△同飛としますが、▲7六銀が手堅く将来の△8五桂の筋を消しています。

▲7六銀△7二飛に▲7三歩が鋭く、△同飛なら▲6二馬で後手の飛車をいじめる展開になるので△4二飛としますが、そこで▲8六歩が柔らかい手です。

△4二飛とさせたことで先手陣がだいぶ固くなったのと、後手から△7五歩▲同銀△8五桂の攻め筋を消す▲8六歩で先手が指せるようです。

このあたりの先手の1手1手の指し方は簡単そうで結構難しく、攻めに読みを意識するとまず指せないです。

多分私も実戦では指せないような気がします。

どのような形で受けるかが参考になった1局でした。