銀の仕掛けに対する雁木での受け方

銀の仕掛けに対する雁木での受け方が参考になった1局でした。

上図は、相居飛車からの進展で△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+110で互角。

この局面は、先手は2筋の歩を交換の飛車が直通しているのに対して、後手は△4一玉と移動してから△7五歩と仕掛けて飛車と銀で7筋と8筋を狙う展開です。

先手の角道は止まっていますが▲6五歩とすれば角が活用できるので、この局面は早くも勝負所のような感じです。

先手はここでゆっくりした展開にするか、激しい展開にするか少し迷いましたがゆっくりした展開を選択しました。

実戦は、▲2八飛△7六歩▲同銀△2三歩▲6九玉で、ソフトの評価値-28で互角。

この手順の▲2八飛は、2四の位置でも決して悪くはないのですが、大駒は遠くから活用した方がいいと思い引いて使うことにしました。

後手は7筋の歩を取り込んでから△2三歩と打った手に▲6九玉と寄った展開です。

この局面は2筋は落ち着いて7筋が争点になっています。

7六の銀と7七の角が狙われやすいですが、この駒をゆっくり活用しようと思って持久戦模様に組みました。

ただし、角という駒は接近戦に弱いのでどこかで引いて活用する感じになります。

この場合は7七に角がいたら後手の銀に狙われやすいのでどこかで▲6八角とか▲5九角と引くイメージです。

このような駒組みでどうかと思っていたのですが、最初の局面の▲2八飛は4つある候補手には入っていませんでした。

▲2八飛では▲6五歩がありました。

▲6五歩△同銀▲7五歩で、ソフトの評価値+111で互角。

この手順は、▲6五歩と突いて歩越し銀に突き違いの歩を突く手です。

▲6五歩△同銀して▲7五歩と手を戻します。

この形は後手から△7六歩とする筋や、後手から角交換をして△2二銀としてから2四に飛車がいるので将来△3三角の筋が気になります。

この評価値を見ると、先手が対応できれば後手が有利にならないということだと思いますが、この形で先手が指すのは少し勇気がいります。

▲7五歩以下△8六歩▲同歩△7六歩▲2二角成△同銀▲2五飛で、ソフトの評価値+83で互角。

この手順は△7六歩と打つことで先手から▲7七桂と跳ねる手を防いでいます。

先手は▲2二角成と角交換しますが△同銀に▲2五飛が△3三角を防ぎつつ▲6五飛を狙います。

▲2五飛以下△6四歩▲6三角△5二金▲9六角成△3三桂▲2八飛△4四角で、ソフトの評価値+92で互角。

この手順は△6四歩に▲6三角から馬を作って先手が手厚いようでも、後手は△3三桂から△4四角がなかなかうるさいです。

△4四角に▲6六歩のような形になりそうですが、先手もそれなりに大変なようです。

やはり平手の将棋は、お互いに悪い手を指さなければいい勝負になるようです。

銀の仕掛けに対する雁木での受け方が参考になった1局でした。