上図は、後手雁木に先手が▲3七銀型からの急戦で進んだ展開で、△7六飛と8六の飛車が横歩を取った局面。ソフトの評価値+654で先手有利。
この局面は、後手が2歩得ですが6二の銀と6一の金がいるため後手玉が壁になっています。
先手は2四の銀が働いているので後手玉が壁になっているときに攻めたいです。
ただし、後手が△7六飛としたのは次に△4四角の詰めろと飛車取りを狙っていますので、それに対抗する手が必要です。
対局中は、少し先手が指しやすいと思っていましたが先手有利までは気がつきませんでした。
おそらく先手の方が攻めの手が広いからだと思います。
実戦は、▲5五角△2二歩▲7八銀△7三角▲同角成△同桂で、ソフトの評価値+456で先手有利。。

この手順は、▲5五角と先着して△4四角を消したつもりだったのですが平凡に△2二歩と受けられてかえって2筋の攻めが重くなった感じです。
▲7八銀の受けに△7三角が5五の角を消す手で、▲同角成に△同桂がなかなかの手です。
△同桂では△同銀として将来△6二玉のような逃げ道を作るのかと思っていたのですが、強く△同桂で▲6五角のような手を消しているの大きいです。
対局中は、先手がやや失敗したと思っていたのですが、これでも先手有利だったのは意外でした。
また▲5五角はソフトの推奨手だったのも意外でした。
この対局はあまり形勢判断ができていない感じです。
▲5五角では▲7八銀もありました。ソフトの評価値+600で先手有利。

この手順は▲7八銀として7七の地点を補強する手で、△4四角と打っても今度は詰めろになりません。
▲7八銀も候補手の1つで受けるならこれが自然な手です。
▲7八銀以下△5二金▲2三銀不成△4四角▲2五飛△2四歩▲3二銀不成△2五歩▲4三銀成△同金▲6五角で、ソフトの評価値+1561で先手優勢。
この手順は、△5二金として壁を解消して4三の地点を補強した手ですが、▲2三銀不成が平凡ながら2筋を突破する狙いの手です。
後手は△4四角から△2四歩として▲同飛なら△3三金のような受けで先手の攻めをかわす意味ですが、△2四歩に強く▲3二銀不成があり△2五歩に▲4三銀成から▲6五角で、この展開は先手優勢です。
これはややうまくいきすぎの展開ですが、先手の狙いが分かりやすいです。
詰めろ飛車取りの受け方が参考になった1局でした。