最終盤で重たく寄せる


上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△9二飛と打った局面。ソフトの評価値+99964で先手勝勢。

▲7三銀と打って後手玉に詰めろをかけた手に△9二飛と打った局面です。

以前ソフトの評価値が999・・と出たので即詰みがあると言っていたのですが、今回のケースは即詰みはなく数手で後手玉が受けなしになるようです。

受けなしになる場合も999・・と出るのは、自分のソフトでは初めてです。

今後は即詰みだけでなく受けなしでも、自分の使っているソフトは評価値が999・・と出るということで訂正します。

間違っていたようですみません。

局面は先手勝勢ということで強い人が指せば相手玉を寄せ切ると思うのですが、ここからでも自分が指すと結構あやしくなることが多いです。

後手から△7八とが来る前に寄せ切らないといけません。

実戦は▲6一歩成△同玉▲5三銀と進んだのですが、そこで△6三金なら、ソフトの評価値-279で互角。

この手順は▲6一歩成と捨ててから▲5三銀と詰めろをかけたのですが、そこで△6三金と引いて詰めろを受ければ互角に戻っていたようです。

先手は詰めろの連続をかけないと後手から△7八とが回ってくると勝てないので、この局面はだいぶ難しくなったようです。

寄せがまずいと直ぐに形勢が戻る典型的なパターンです。

このあたりは慎重に指しているつもりでもやりそこなうことが多いのが課題で、いまひとつ終盤の手が見えていないです。

▲6一歩成では▲6四銀成がありました。

▲6四銀成△7二角▲6三銀で、ソフトの評価値+99965で先手勝勢。

この手順は▲6四銀成と金を取る手ですが、この手は何気に詰めろになっていました。

▲6四銀成に△7八となら▲6一金△8一玉▲7一金打△8二玉▲7三銀△同金▲同成銀まで詰みです。

この手順は2枚の金を1段目に使う手で、金は最後に使うというのと逆のパターンなので少し考えづらいです。

よって▲6四銀成に△7二角として詰めろを消したのですが、そこで▲6三銀と打ちます。

この手も形ではありますが、ぱっと見で詰めろかどうかが少し分かりにくいです。

▲6三銀に△7八となら▲6一金があります。

▲6一金に△8一玉なら▲7一金打以下詰みです。

▲6一金に△8二玉なら▲7二銀成△同玉▲6三角△8二玉▲8一金まで詰みです。

よって▲6一金には△同角しかありません。

▲6一金△同角▲同歩成△同玉▲6二歩△7一玉▲7二金△同飛▲同銀成△同玉▲6三角△8二玉▲7二飛△8一玉▲7三飛成△9二玉▲8一角成△同玉▲8三龍△7一玉▲7二金まで詰みです。

この手順の△7二角に▲6一金と重たく打つのが急所で、▲6一金で筋で▲6一歩成とすると△同角で、ソフトの評価値-894で後手優勢になるので要注意です。

自分の場合はぱっと見で▲6一歩成が浮かぶので、間違う可能性が高いです。

最終盤は筋とか形とかより、重たい手ても詰み筋に入るということがあるので難しいです。

最終盤で重たく寄せるのが参考になった1局でした。