上図は、角換わりからの進展で▲2四歩と打った手に△同歩とした局面。ソフトの評価値+1833で先手優勢。
駒割りは、角銀と飛車の交換の2枚替えで先手が駒得です。
ただし、後手に龍ができており△2九龍や△8五歩のような手がくると結構うるさいです。
対局中は先手が悪くはないと思っていましたが、それなりに忙しいという局面だと思っていました。
将棋の難しいのは中盤過ぎから終盤にかけて慎重に指して優勢を拡大したいのですが、アマの将棋はだいたい早指しなのでゆっくり考えるという習慣がありません。
せいぜい5分も考えれば長考というイメージですが、1手に5分も考えるということはほとんどありません。
本当はこのような局面をしっかり考えて指せば棋力も向上するかもしれませんが、自分の場合は実戦より集中して考えるという習慣はないので、実戦で指した手を検証するしかありません。
実戦は△2四同歩以下▲3四歩△同歩▲2三歩△8五歩▲6六角で、ソフトの評価値+1005で先手優勢。
この手順は評価値がだいぶ下がりましたが一応優勢は確保しているので、そんなに悪い手ではなさそうです。
6六に攻防の角を打ってそれなりの形になっているので、自分の棋力としてはまずまずだと思います。
ただしソフトはもう少し厳しく指す感じでした。
▲3四歩では▲2三歩がありました。
▲2三歩に△2九龍なら▲5一馬△2三金▲4二銀で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順の▲2三歩は垂れ歩で、後手玉を狭くしたり受けの形を乱す手筋です。
ただし、どの程度の効果があるかがあまり分かってなかったのですが、見た目以上に厳しかったようです。
▲2三歩に△2九龍とすれば▲5一馬が何気に詰めろになっていて、△1九龍なら▲4二銀△同銀▲2二角△同金▲4二歩成で詰みです。
よって▲5一馬に△2三金と逃げ道をあけますが、▲4二銀で先手勝勢です。
やはり2筋の垂れ歩が残ると後手玉は狭くなります。
よって▲2三歩に後手は△同金とします。
▲2三歩に△同金なら▲5一馬△4三龍▲6一角△3二龍▲4三銀△1二龍▲1五歩で、ソフトの評価値+2386で先手勝勢。

この手順は少し難しいですが、△2三同金として下駄をあずけた場合です。
先手も攻めていますが歩切れなので神経を使います。
先手は▲5一馬として次に▲4二銀を狙いますが、後手も△4三龍と自陣に龍を引いて粘ります。
以下▲6一角に△3二龍とさらに龍を引いて辛抱して▲4三銀に△1二龍と進みますが、そこで▲1五歩が鋭いです。
▲1五歩に△同歩なら▲同香△同龍▲4一馬△同玉▲4二銀打で詰みというイメージです。
この手順で気になるのが▲4三銀に△1二龍のときに持ち駒に歩があれば▲4二歩のような手があるのですが、歩切れなので逆に将来△4二歩と催促されることです。
▲1五歩に△4二歩なら▲4一馬△同玉▲3二銀打△同龍▲5二角成△3一玉▲3二銀成△同玉▲5一飛△2二金▲4一馬△4三玉▲4六銀で、ソフトの評価値+4582で先手勝勢。
この手順は▲1五歩に△4二歩と催促した手ですが、▲4一馬から▲3二銀打として以下飛車を取る展開で、馬と飛車の2枚の攻めなのでやや細いです。
しかし3七の銀を▲4六銀と活用することで、後手玉が薄いので先手勝勢ということです。
攻めは繋がるという判断だと思いますが、結構勇気のいる指し方です。
優勢な局面から手を繋げるのが参考になった1局でした。