上図は、先後逆で先手が5筋位取り中飛車に後手が△7三銀からの超速の展開で、▲8六銀と打った局面。ソフトの評価値-756で後手有利。
対局中は、先手が銀を打ったことで持ち駒がなくなり。ここで後手の手番なので後手が少し指しやすいかと思っていました。
少しいいと思った局面から有利を拡大するのが難しく、つい安全な手を選びそうな気持ちになります。
本局もそんな感じで次の手はよくなかったです。
実戦は△8四歩▲2五桂で、ソフトの評価値-707で互角。

この手順の△8四歩は▲8五銀を防いだ手で、先手の7筋と8筋にいる角と金と桂馬を重たくしようと思いました。
7六に歩がいることで先手の駒が捌きにくいかと思っていたのですが、そこで▲2五桂と跳ねてきました。
このような展開で△2四銀と逃げると、▲2二角成△同玉▲5五角で玉のコビンが受けづらいです。
銀を逃げないとどこかで▲3三桂成と銀と桂馬の交換になるので、後手が少し損をしている感じです。
△8四歩と打った手はソフトの候補手にもなく1手パスみたいな手なので、いかにも筋が悪かったようです。
△8四歩では△7七歩成がありました。
△7七歩成▲同桂△同桂成で、ソフトの評価値-738で後手有利。

この手順は普通に桂馬の交換をする手で、先手の駒が少し捌ける形になります。
ただし、後手の飛車の働きもいいのでこの場合は後手の方が少し指しやすいみたいです。
△7七同桂成に▲同角なら、△6五桂▲4六桂△7七桂成▲同銀△5八歩▲4九飛△3一角で、ソフトの評価値-963で後手優勢。
この手順は▲7七同角には△6五桂と打つ手があり、角が移動すれば△7八飛成の筋があります。
△6五桂に▲3三角成なら△同角で、後手の角が軽くなります。
また△6五桂に▲7五歩なら△7七桂成▲7四歩△7八成桂で、ソフトの評価値-947で後手優勢。
この手順は飛車と角金の交換の2枚替えなので。後手が指せるようです。
よって△6五桂に▲4六桂とひねった手で、△7七桂成に▲同銀と辛抱しますが、△5八歩が味がいい手です。
△5八歩に▲同飛なら△4九銀の割打ちの銀があります。
また△5八歩に▲同銀は、先手の飛車の利きが止まるので指しにくいです。
よって△5八歩に▲4九飛と辛抱しますが、△3一角と引き角にするのが少し気がつきにくい手です。
先手が将来▲3五歩とか▲2五桂打のように玉頭から攻めてきたときに、事前に角を引いてあたりを避ける意味や、引き角にして△5二金寄~△6五歩とすると9七の地点まで角の利きが直通するので働きがよくなります。
このあたりの指し方はやはりうまいです。
平凡に桂馬を交換してから桂馬を打つのが参考になった1局でした。