あまり意味のない手待ちをしない

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲8八玉とした局面。ソフトの評価値+14で互角。

先手が矢倉に対して後手が雁木に組んだ形です。

最近後手番の相居飛車の形になると雁木に組むことが多いです。

後手番で横歩取りを目指すことが多いのですが、先手が途中で角道を止めると横歩取りの戦型にならないので、自然と雁木にたどり着いたという感じです。

ここで後手の手番ですが、飛車と角を活用したくて△6五歩と突きたいのですが、この場合は▲7三角成があります。

△6五歩を突くためには▲7三角成を受ける形になっていないといけないのですが、対局中は▲7三角成を受ける形が見えなくて手待ちをしました。

実戦は△4二金右▲4六歩△同歩▲同角△6一飛▲2四歩で、ソフトの評価値+195で互角。

この手順は△4二金右から△6一飛と手待ちをする指し方ですが、特別な狙いがあって指したわけではないです。

このあたりの指し方の方針がはっきりせずただ指したという感じで、▲2四歩ですでに後手が少し指しづらいようです。

角交換をして▲7二角とか▲8三角などを気にしないといけません。

先手に馬ができて、後手の飛車や桂馬を責められると忙しいです。

後手の駒の配置が少し左側に片寄っており、右側が少し手薄なので指し方が少し難しいです。

ただ手待ちをしているようでは、自分の本意でない戦い方になっていき少しずつ形勢に差がついてきます。

△4二金右では△6三金がありました。

△6三金▲4六歩△6五歩で、ソフトの評価値+52で互角。

この手順の△6三金は玉と反対側に金を移動する手です。

玉の守りは薄くなりますが、バランス重視で7三の桂馬にひもがついています。

△6三金とすれば玉の守りの金にはならないので決断の1手です。

自分にはこの△6三金というのがあまり見えません。

角換わり腰掛銀であれば△6三金のような駒組みはあるのですが、雁木の場合で△6三金はやや少ないかと思います。

ただし、後手は6筋に飛車を回って攻める形を目指したので△6五歩と突く形にしないと6筋に飛車を回った意味がなくなります。

そのような意味で△6三金として▲4六歩なら△6五歩という感じです。

たしかにこの指し方だと6三に金がいることで6筋が手厚くなり、△6五歩と突くことで後手の角や桂馬などの攻め駒が働く可能性がでてきます。

まだ形勢は互角のようですが、後手は6筋から動いていくということで方針は分かりやすいです。

最近の将棋も棋譜は見ているのですが、見ているだけで棋譜並べをしてそれなりに考えているわけではないので全体的に知識が浅いです。

表面的な手の組み合わせだけで指しているので、方針がはっきりせず指し手に困ったときにあまり意味のない手待ちなどしていることが多いようです。

やはり自分が指し手に困ったときの局面は、局後の検討をもう少し時間をかけて自分の力で考えるというのが必要なのかもしれません。

そしてその読み筋がソフトはどのように評価しているかを確認して、ソフトの推奨手を見た方がいいようです。

あまり意味のない手待ちをしないのが参考になった1局でした。