上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△6五歩と突いた局面。ソフトの評価値-122で互角。
先手が▲4七金型にしたのに対して、後手が△6二金△8一飛型から△6五歩と動いてきました。
対局中は先手だったので自分から仕掛けたかったのですが、▲4七金と上がらないと3七の地点が弱いので上がって補強したのと、数手前に9筋の歩を突いたときに後手が受けなかったので、後手が少し早く動く形になったようです。
△6五歩と突かれたら普通は▲6五同歩から考えるみたいですが、なぜか自分は昔から▲6五同歩とするのが全く見えないようです。
後で振り返って▲6五同歩はあるとそのときは理解したつもりでも、また時間がたって同じような局面になるとまた▲6五同歩とはしていないようです。
将棋は攻めてばかりでは勝てないと分かってはいるのですが、受けの展開になるのが好きでないので、自然と指し手の幅が狭くなっている感じです。
本局もそんな感じの指し手の流れになりました。
実戦は△6五歩以下▲3五歩△同歩▲4五桂△4二銀▲6五歩△4四歩で、ソフトの評価値-308で後手有利。

この手順は▲3五歩と突き捨ててから▲4五桂と跳ねる手で、部分的にはよくある手です。
3筋の歩を突き捨てて桂馬を跳ねれば、将来▲3三歩のような叩きの歩があるという意味ですが、桂馬を跳ねると歩で取られる可能性も高まります。
本局も△4四歩と催促されて、これ以降先手に手があればいいですが、手がなければ桂損になります。
自分から動いて攻めが頓挫したのではあまり意味がありません。
おそらくこのあたりの気持ちの持ち方が、焦りすぎというか余裕がないという感じです。
▲3五歩では▲7九玉がありました。
▲7九玉△6六歩▲同銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8一飛▲3五歩で、ソフトの評価値-189で互角。

この手順は▲7九玉と一旦深く囲ってから△6六歩に▲同銀と対応します。
以下後手が8筋の歩の交換をしてから▲3五歩と突く展開です。
▲3五歩と突く前に持ち駒に1歩あるので少し攻めの幅が出ます。
歩は3筋に使ったり▲6三歩のような叩きの歩も含みとしてあるので、実戦より少し局面を複雑にできる可能性がありそうです。
もちろんこの局面も全くの互角ですが、気持ちの持ち方として攻めだけでなく受けにも目がいっているので、局面全体を見ることができそうです。
▲3五歩以下△同歩▲4五桂△4二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛で、ソフトの評価値-121で互角。
この手順は3筋の歩を突き捨ててから▲4五桂と跳ねる手で、△4二銀には▲2四歩から歩の交換をする手です。
手順は平凡ですが、あせって攻めるのでなく1歩でも持ち駒に補充して、駒が少したまってから攻める方が攻めも効果がありそうです。
このあたりは今後も気をつけて指していきたいです。
直ぐに攻めずに少し手をためるのが参考になった1局でした。