相掛かりで少し前によくでた形


上図は、相掛かりからの進展で△9五歩と突いた局面。ソフトの評価値+457で先手有利。

相掛かりから先手は8筋の歩を受けずに△7六飛と横歩を取られた展開で、後手が△9五歩と端攻めをしてきたところです。

似たような局面はあると思いますがまだ24手しか進んでいないのに、この局面がすでに先手有利だったのは気がつきませんでした。

形勢判断は駒の損得や玉の固さや駒の働きなどの要素があると思いますが、どのような理由で先手有利なのかが今見てもいまひとつ分かっていません。

ソフトはどのような理由で先手有利とは言わないので、結局は自分で気になる指し手を検討して自分なりに結論を出すしかありません。

強い人がみればばうまく説明できるのだと思いますが、このあたりを言語化するのが将棋の難しい部分の1つです。

評価値の+457で先手有利というのは今後うまく展開が進めば先手優勢になり、局面としてはかなり差がついていく可能性があります。

よって形勢がよくなったらそれを維持したいです。

先手は8筋に歩が打てる形なので▲8二歩と桂馬を攻めてみたいです。

実戦も▲8二歩と打ち以下△9三桂▲8一歩成△同銀▲3四飛で、ソフトの評価値+504で先手有利。

この手順は▲8二歩△9三桂▲8一歩成△同銀▲3四飛で、これも部分的にある手順です。

先手は1歩損ですが、後手の8一の銀と9三の桂馬の形が少し崩れているので、これが形勢判断に影響している可能性が高いです。

飛車はお互いに働いていますが、この展開だと後手に△7六飛と横歩を取られても先手の▲6八玉型が7八の地点の受けに利いています。

後手は△5二玉型で次は▲2二角成がありますので、何か受けなければいけません。

実戦は▲3四飛以下△8八角成▲同銀△3三金▲8四飛△8二歩で、ソフトの評価値+607で先手有利。

この手順の後手の△8八角成から△3三金というのもこの形特有の受け方で、先手としては気がつきにくい受け方です。

△3三金は▲2二歩に△同銀なら▲3二飛成で△同金なら▲3一飛成を受けた手です。

△3三金で△3三歩も似たような意味ですが、▲2四飛の筋も残りますので△3三金として飛車の動ける範囲を狭めています。

△3三金に▲8四飛として△8二歩と打った局面は先手が指せているようです。

ただしこの局面も具体的にどうすれば先手がよくなるのかが、自分でもあまり理解できておりません。

先手は1歩損ですが、後手は8一の銀が使いづらく△7二銀とすれば▲8二飛成があります。

また9三に桂馬が跳ねているので、直接活用できる筋は△8五桂と使うことになりますが、中央に桂馬が使えないので限定されています。

ただし、先手として気になるのが△2八角と打たれる筋です。

これは▲3八銀型ではよく出る筋で、先手としては△2八角より早い攻めがあるか、それとも受けに回るかが気になります。

また△2七歩という手もあり▲同銀なら△2八角が△3七角成と△1九角成の両方の狙いがありより厳しくなります。

△2七歩に▲2九歩と打てばと金ができなくなるので安全ですが、先手は2筋に歩を使った攻めができなるなるので一長一短です。

このあたりのことは何となく分かるのですが、△8二歩以下の指し方をまた別の機会に調べてみたいと思います。

相掛かりで少し前によくでた形が参考になった1局でした。