上図は、先後逆で▲4五銀と3六の銀が歩を取った局面。ソフトの評価値-564で後手有利。
先手が矢倉に後手が雁木に組んだ駒組みで、先手が6九に玉がいるまま戦いを起こしてきました。
先手玉ガ矢倉に入城する前に戦いを起こせば、後手が少し戦いやすいと思っていましたが、指し手の方針がまとまりませんでした。。
実戦は▲4五銀以下△4七歩▲3六銀△2四角で、ソフトの評価値-90で互角。
この手順の△4七歩は特に狙いがあって打った歩でなく、時間に追われて打った歩です。
早指しだと考えがまとまらずに何かを指すということはありますが、先手は▲3六銀と引いて▲4七銀とか▲4五歩を狙う形になりました。
以下△2四角と角をぶつけましたが、いまひとつ後手の指し方がぱっとしません。
早指しとはいえ、自分で指した手なのに方針というか方向性があまり見えません。
一言で言えば直感が悪いです。
△4七歩では△4五同金がありました。
▲4五銀以下△同金▲同桂△4四歩で、ソフトの評価値-696で後手有利。

この手順は△4五同金として以下▲同桂に△4四歩と打つ展開です。
特に目立つような凄い手はありませんが、後手の対応は全く普通です。
しかし自分の場合は、このような手が全く直感で浮かばないのがいまひとつセンスが悪いです。
金と銀を交換して▲4五桂と桂馬を捌かれて、次に▲3三歩と打つのは先手として理想的な形だという先入観があるからだと思っています。
相手の攻めの桂馬を5段目に活用させて、さらに▲3三歩と王手をする形が後手としてまずいと思っており、それを回避するためにあまり考えもなく感覚で指しているだけです。
相手の攻めが細ければ、相手の攻めを引っ張り込むような指し方をしても対抗できたようです。
△4四歩以下▲3三歩△4一玉▲3二金△同銀▲同歩成△同玉▲3四飛△3三歩で、ソフトの評価値-770で後手有利。

この手順は△4四歩に▲3三歩までは自然ですが、そこで△4一玉が盲点です。
自分の場合は、▲3三歩に△同桂▲同桂成△同角▲2五桂で後手が悪いと読みを打ち切りそうなので、桂馬を5段目に跳ねさせるのは危険という理解でした。
しかし、このようなところをしっかち読みを入れて指せば、受けに回っている方が意外と形勢がいいという局面のようです。
△4一玉に先手は攻めを継続するなら▲3二金としますが、以下清算して▲3四飛に△3三歩と打てば、後手陣は意外としっかりしています。
△3三歩以下▲4四飛△4三歩▲3三桂成△同角▲4九飛△6五歩▲3四歩△4四角▲3五銀△3八銀で、ソフトの評価値-1367で後手優勢。
この手順は後手は桂得ですが、後手の角の頭も弱点なので嫌な形です。
しかし、最後の△3八銀として先手の飛車を責める手があり、先手玉が弱い形なのでこれで後手が指せるようです。
後手は受けてばかりいるというだけでなく、△3八銀と切り返すことで先手の攻めに対抗できるようです。
このような感覚を身につけないと、なかなか強い人には対抗できないようです。
相手の攻めを引っ張り込んで受けるのが参考になった1局でした。

















