上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で横歩取り青野流から先手が▲7七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+113で互角。
先手は次に▲4五桂~▲6五桂で5三の地点に殺到する狙いですが、後手はそれに何か受けないといけない形です。
▲7七桂に△4四歩や△7五飛と受ければ一時的に桂馬が跳ぶのを防げるのですが、なぜか対局中はその気分にならず、本譜はまともに攻められる展開になりました。
本譜は以下、△7四歩▲4五桂△4四角▲6五桂で、ソフトの評価値+1058で先手優勢。

対局中は▲6五桂と跳ばれても△8八角成▲5三桂右成△4一玉で残っているのかと思っていたのですが、△8八角成には▲3二飛成△同銀▲5三桂右成△4一玉▲4二金で詰みです。
先に▲3二飛成とする筋をうっかりしていては、受けがありません。
実戦は、▲6五桂△3三歩▲4四角△同歩▲5三桂右成以下受けがなくなりました。
△7四歩では△4四歩があったようです。
△4四歩▲3五飛△8六飛▲8七歩△7六飛で、ソフトの評価値+163で互角。

まずは▲4五桂を防ぐ△4四歩と受けないといけなかったようです。
△4四歩に▲2五桂は△1五角で以下▲2二歩には△3三桂▲1六歩△4三金で、ソフトの評価値-165で互角。
この手順は、△1五角と端角に出るのがうっかりしやすい受け方です。
最後の△7六飛からは手将棋のような感じですが、後手は△7四飛と引いてから玉を△6二玉としてひねり飛車のような感じで指すか、△4二玉~△2二銀~△2三銀で指すか難しいです。
横歩取り青野流の受け方が参考になった1局でした。