腰掛銀の5六の銀に△5五歩

上図は、令和元年以前の対局から、相居飛車からお互いに雁木に組んでの進展で、後手が△7二飛とした局面。ソフトの評価値+9で互角。

対局中は、後手の飛車が8筋からずれたので▲4五歩と突いたのですが、以下△5五歩▲同銀△4五歩▲6五歩△5四歩▲6六銀引△4四銀右で、ソフトの評価値+109で互角という進行になりました。

これはいい勝負だったのですが、後で▲4五歩でなく▲3七桂だったらどうだったのかが気になりました。ソフトの評価値-132で互角。

▲3七桂に△7五歩▲同歩△6四銀▲4五歩△7五銀▲7六歩で、ソフトの評価値+82で互角。

この手順は、後手が△7五歩~△6四銀と直線的な指し方をした場合ですが、▲7六歩と打って先手が1歩損になりますが、銀交換になる進行です。

後手から△7六歩と抑え込まれるのは先手が悪いので、仕方がないようです。

この展開はいい勝負のようです。

ただし、▲3七桂に△5五歩で、ソフトの評価値-45で互角。

△5五歩が先手からするとうっかりしやすい手で、▲5五同銀とすると△7五歩▲同歩△同飛で、5五の銀が浮いた状態で狙われやすい展開になりそうです。

また、3七の桂馬の頭も4七の銀がいないと狙われやすいので△3五歩の筋も気になります。

△5五歩に▲4七銀と引くようでは、あまり元気が出る指し手ではないです。

部分的な形だと▲4五歩と突く前に▲3七桂は自然ですが、△5五歩があるので、最初の局面で▲4五歩と突いたのはおかしくなかったようです。

腰掛銀の5六の銀に△5五歩が参考になった1局でした。