狭いスペースに飛車を打って寄せる


上図は、先後逆で三間飛車からの進展で▲3三香と打った局面。ソフトの評価値-99978で後手勝勢。

後手の穴熊に先手が▲3三香と打った局面ですが、後手玉は詰めろになっていません。

よってこの瞬間に先手玉を寄せ切ればいいという局面です。

7五に角がいるため△3八金▲同玉△4八飛は▲同角があるので、別の攻め方が必要です。

自分の使っているソフトは999・・と出ると即詰みがあるということですが、受けなしの状態でも同じように999・・と出るようです。

今回の999・・は次の手を指せば先手玉は受けなしになりますの表示です。

ただし、実戦は寄せ方がはっきり分からず△3三同銀右だったのですが、変化手順で▲6六角打△3九飛で、ソフトの評価値-1520で後手優勢。

この手順の△3三同銀右は相当甘い手だったようで、そこから変化手順で▲6六角打がありました。

対抗形では角を使った攻防の手がよく出ますが、▲6六角打もそのような手です。

▲6六角打に後手が指すなら△3九飛を指摘しているのですが、先手の2枚の角が受けに利いていて攻め切れるかが不安です。

△3九飛以下▲4八角△3八飛成▲同玉△4九銀▲2八玉△4八成桂▲同角△2七香▲1八玉△3八銀不成で、ソフトの評価値-99986で後手勝勢。

この手順は後手が少し駒が足らないようにも見えますが、△2七香があって▲同玉なら△3八角以下の寄り筋がありますので後手勝勢です。

この先手玉の形の急所は、△3九飛と狭いところに飛車が打てるかがポイントのようです。

少し駒不足でも寄せ切れるということであれば、最初の局面では△3三同銀では△3九飛がありました。ソフトの評価値-99973で後手勝勢。

△3九飛は△3八飛成以下の詰めろなので先手は受けることになります。

△3九飛以下▲2七銀△3八金打▲1七玉△2九飛成▲1八金△3五桂▲2八桂△同金▲同金△同龍▲同玉△2七桂成▲同玉△3八銀▲3六玉△3五金まで詰みです。

この手順の△3九飛以下は即詰みはありませんが、一手一手の寄せで相手玉を薄くして寄せるパターンです。

先手の受けるスペースをなくしていくような寄せでもあります。

△3九飛に▲2七角なら△3八金▲同角△同飛成▲同玉△4九角▲2八玉△2七金▲3九玉△3八金まで詰みです。

この手順は駒を清算してから△4九角と打てば詰みです。

これらを見ると相手玉が薄いときに寄せにいけば寄り筋になりやすいみたいです。

そのような意味で▲3三香には受けずに寄せにいくという感覚が大事なようです。

そう指せば穴熊らしい指し方だったようです。

自分の場合は敵陣の寄せと自玉の危険度をちゃんと見極めるようになればいいのですが、短い時間の指し手だとそのあたりの精度が悪くなるので、このあたりも課題の1つのようです。

狭いスペースに飛車を打って寄せるのが参考になった1局でした。