上図は、令和元年以前の対局から、居飛車対振り飛車の対抗形で先手がトーチカに囲った展開で、後手が△2二飛とした局面。ソフトの評価値±0で互角。
先手は玉の守りを4枚で固めて、これからどのように攻めるかという感じですが、飛車と角と桂馬の3枚で攻めるので結構難しいです。
本譜は以下、▲5七角△5四歩▲3六歩△7三桂▲8六歩△1四歩▲1六歩△4五歩▲3七桂△4四銀▲4六歩△同歩▲同角で、ソフトの評価値-362で後手有利。

先手は▲8六歩と突いたのは、▲8七銀や▲8五桂を含みにした手で、以下▲3七桂~▲4六歩という展開ですが、この局面が後手有利だったのは驚きました。
対局中は、 玉の守りを4枚で固めているので 少し攻めが細いとは思っていましたが、先手が手を作っていくのは難しいということみたいです。
玉の整備が完成したので動くしかないと思っていたのですが、そうでもないようです。
このあたりの感覚がいまひとつ分かっていません。
▲5七角では▲9八香がありました。
▲9八香△7三桂▲9九玉△5四歩▲3六歩で、ソフトの評価値+60で互角。

先手は6六の角をそのままにして、後手の△4五歩を指させないようにするのが狙いみたいです。
△6五歩と突いてくれば▲5七角となるのですが、後手も少し隙ができやすい形なので、指しにくいという意味があります。
先手は▲9八香~▲9九玉と穴熊にしますが7七に桂馬を跳ねているので、あまり強い穴熊とは言えません。
手詰まりになれば、▲8六歩~▲8七銀~▲8九金~▲7九銀のような手を考えているかもしれませんが、善悪は不明です。
後手は、△5二飛として△6五歩を突いて先手の角をどかしてから△5五歩のような感じだと思いますが、お互いに難しい将棋だと思います。
トーチカは▲6六角の形で辛抱するのが参考になった1局でした。