上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で相居飛車からの進展で▲1七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-606で後手有利。
対局中は、少し後手が指せていると思っていたのですが、▲1七桂の次の1手がよく分かりませんでした。
本譜は▲1七桂以下、△1六角成▲2五桂△1五馬▲3三桂成△同馬で、ソフトの評価値-176で互角。

この手順は、銀と桂香の2枚替えで自陣に馬を引いたのですが、評価値がだいぶ下がって互角になっています。
対局中もあまりいい手順ではないなとは思っていましたが、他の手も浮かびませんでした。
△3三同馬には▲5一角が意外と厳しく、後手も大変だったようです。
△1六角成では△2四歩がありました。ソフトの評価値-608で後手有利。

△2四歩は▲2五桂と跳ばせない手で、次に△1六角成を見ています。
守りの銀と攻めの桂馬の交換は、避けるようにした方が良かったです。
先手は△1六角成を受ける手を考えますが、▲7六歩△6四銀▲2七角なら△同角成▲同飛△4九角▲2六飛△5八角成で、ソフトの評価値-487で後手有利。
この手順は、▲7六歩と打って先手玉の玉頭の受ける形ですが、先手が歩切れになって▲2五歩の継ぎ歩がてきないので、後手指せそうです。
△2四歩に▲2五歩なら、△1六角成▲2四歩△1七馬▲2九飛△2七歩で、ソフトの評価値-796で後手有利。
△2四歩というのは、自分から突くと▲2五歩のような手を指されてお手伝いのような危険もありますが、この場合は馬と飛車の位置が近くて△1七馬が飛車取りになるのが大きいです。
相手の狙いを消す△2四歩が参考になった1局でした。