上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で相居飛車からの進展で▲3六歩と突いた局面。ソフトの評価値-560で後手有利。
駒割りは銀と桂香の2枚替えで後手が駒得していますが、先手陣の攻め方がよく分かりませんでした。
本譜は▲3六歩以下、△4四歩▲3八飛△5四歩▲3五歩△同歩▲同飛△3四歩▲3八飛△5五歩▲4七銀で、ソフトの評価値-357で後手有利。
対局中は先手陣に攻めていくのは反動がきついと思って、△4四歩から持久戦模様にしましたが、先手も歩切れが解消されて少し後手が損をしたよう見えます。
△4四歩では△8六桂がありました。ソフトの評価値-562で後手有利。

△8六桂という歩の頭に桂馬を打つ手はたまにありますが、この局面では全く見えていませんでした。
△8六桂に▲6八金寄と辛抱する手もありますが、普通は玉頭で危ないので▲8六同歩と取ります。
▲8六同歩△同歩▲同銀△同飛▲8七歩△8二飛で、ソフトの評価値-684で後手有利。

この手順は、先手が普通に対応したのですが、後手が香得で先手歩切れなので後手が指せそうです。
△8二飛に▲6一角なら、△8一香▲8三銀△同飛▲同角成△同香▲8一飛△2二玉▲8三飛成△3七角▲2九飛△3八銀▲7九飛△8六歩▲同歩△4六角成で、ソフトの評価値-742で後手有利。
この手順は、先手は▲6一角からもたれるような指し方ですが、△8一香が気が付きにくい手で、先手玉を睨んでいます。
先手は▲8三銀から飛車を取って香車を取り返す手順ですが、難しいながらも後手は手厚く馬を作って後手が指せるようです。
歩の頭に桂馬を打つ△8六桂が参考になった1局でした。