上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-160で互角。
対局中は、△9五角があるなとは思っていましたが、▲同角△同歩▲7一角△5二飛で、後手の飛車が固定されて面白くないと思って指せませんでした。
本譜は△7三角▲9六歩△4二飛▲2九玉で、ソフトの評価値-224で互角。
この手順は、評価値を見るとそんなに悪い進行ではなさそうですが、△9五角とした方が後手の狙いがはっきりしていました。
△9五角▲同角△同歩▲7一角△5二飛▲7五歩△4二角で、ソフトの評価値-380で後手有利。

角交換をすれば▲7一角が先手の狙いで、△5二飛と固定させて▲7五歩と突くと先手の飛車が軽いのですが、そこで△4二角が見えづらい手です。
後手は次に△7二飛と回る狙いです。
△4二角以下、▲7四歩△7二飛▲5三角成△同角で、ソフトの評価値-485で後手有利。
この手順は、角と銀の交換で後手が駒得なので後手が指せそうです。
最初の局面で△9五角に▲同角△同歩▲6八飛△8六歩▲7一角△5二飛で、ソフトの評価値-275で互角。

この手順は、角交換から△8六歩に▲7一角△5二飛と進んだのですが、△後手は次に△8七歩成の狙いがありますので、▲8六歩とします。
▲8六歩△7三角で、ソフトの評価値-192で互角。
この手順は、▲8六歩の後の先手の狙いは、▲8五歩と伸ばす手や▲5三角成△同飛▲6四歩です。
後手は先手の飛車を捌かせてはいけないので、△7三角と打ちます。
自陣角で少し打ちづらいのですが、次に△6二銀を見ています。
また△4六角▲同金△5七銀の筋もあります。
このような展開なら△9五角と角交換をした方が良かったようです。
振り飛車の▲7一角に△5二飛で受けるのが参考になった1局でした。