上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で相居飛車からの進展で先手が▲4六銀とした局面。ソフトの評価値-177で互角。
この局面は後手から仕掛けるチャンスだったのですが、対局中は自陣の指し手ばかり考えていて相手の陣形をほとんど見ていませんでした。
本譜は、△4二金右▲7九玉△3一玉▲6八金右で、ソフトの評価値-38で互角。
この手順の評価値は互角ですが、先手玉の整備ができてしっかりした印象です。
△4二金右では△6五銀がありました。
△6五銀に▲同銀なら、△8八角成▲同金△6五桂▲7三角△3九角で、ソフトの評価値-153で互角。
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この手順は、先手が▲8八金と壁金の形になって指しづらい流れですが、▲7三角に△3九角があまり見ない筋で▲2九飛なら△9三角成で、ソフトの評価値-181で互角。
飛車を渡しても馬がいるのでいい勝負のようです。
この流れなら、後手の仕掛けは一応満足です。
△6五銀に▲7五歩で、ソフトの評価値-85で互角。

▲7五歩は後手をもつと少し気が付きにく手ですが、後手の攻め駒を責める手で桂馬の頭を狙っています。
部分的には△7六銀があるのですが、▲7四歩△6五桂▲7三歩成で、ソフトの評価値+280で互角。
この手順は、先手にと金を作られると後手は忙しくなるので、後手は指しづらいです。
▲7五歩に△同歩なら、▲4四歩△同歩▲6五銀△同桂▲7四歩で、ソフトの評価値-163で互角。
この手順は、△7五同歩と取ったのですが、後手の角道を止めて銀交換から▲7四歩と垂れ歩で次に▲7三歩成と後手の陣形にプレッシャーをかける手です。
互角のようですが、▲7三歩成を受ける形が難しいので後手も神経を使います。
平手の将棋なので、片方が一方的に攻め切るというのは難しいようです。
相手の陣形も見て考えるのが参考になった1局でした。