上図は、後手ゴキゲン中飛車に先手▲3七銀超速からの進展で、▲7四飛と打った手に△7三飛と打った局面。ソフトの評価値+99987で先手勝勢。
持ち駒は角と金で盤上に7四の飛車と7五の桂馬がいるので、うまく攻めれば寄りそうな玉です。
先手玉は安全なので詰ましにいかなくてもいいのですが、即詰みがある場合は詰ましたいです。
後手玉に即詰みがあったのですが、対局中は分かっていませんでした。
自分の使っているソフトで999・・と表示されると即詰みがあることが多いです。
実戦は▲7三同飛成△同玉でソフトの評価値+2728で先手勝勢。
この手順は後手玉が詰まない形になったので失敗です。
自分は毎日簡単な詰将棋は解いているのですが、やはり実戦と詰将棋は違うようで初手が見えないと全く詰まないということがよくあります。
▲7三同飛成では▲8三角がありました。ソフトの評価値+99988で先手勝勢。

この手順の▲8三角は少し見えにくい角です。
この場合の角とは大駒というより金駒に近い感覚の使い方です。
大駒は接近戦より遠くから睨む方が効果的なので、近くで使うのは少し浮かびにくいです。
角は横に利かないのでこの場合は7三の地点には角の利きがありませんが、直後に▲7三飛成があります。
▲8三角に△6二玉なら▲7三飛成という手順です。
▲7三飛成に△同玉なら▲7二飛△6四玉▲7四角成△5三玉▲5二飛成で詰みです。
▲7三飛成に△同銀なら▲7二飛△5三玉▲7三飛成△6三金▲6二銀△5二玉▲6一角成で詰みです。
よって▲8三角には△同銀としますが▲同桂成△同玉▲8四金で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順は8三の地点で清算してから▲8四金と打つ形です。
これで相手の飛車が取れる形なのでだいぶ相手玉が見えてきました。
ここからは数通りの詰まし方があります。
▲8四金に△9二玉なら▲8三銀△同飛▲7二飛成△8二飛▲8三金で詰みです。
この手順は▲7二飛成が一間龍の形で▲8三金までが寄せの基本です。
なお▲8三銀に△8一玉なら▲8二銀成△同玉▲7三飛成△8一玉▲8二飛まで詰みです。
▲8四金に△9二玉なら▲9三金△同飛▲7二飛成△8二金▲8一銀でも詰みです。
この手順は▲7二飛成が一間龍の形ですが、▲8一銀と下から銀を打って詰ます形です。
この詰まし方は少し難しく、自分も▲9三金から詰ますのは少し考えにくいです。
▲9三金からの詰まし方は覚えれば役に立ちそうです。
最初の局面は▲8三角が見えれば後は並べ詰みみたいなところなので、初手はすごく重要です。
ほんとはすぐにこのような手が見えればいいのですが、自分の場合はこれがなかなか簡単にできません。
結局は、寄せのパターンや詰みのパターンを少しでも覚えていくしかなさそうです。
角を打って詰ましにいくのが参考になった1局でした。