上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で角換り腰掛銀からの進展で後手が△8六歩と突いた局面。ソフトの評価値+63で互角。
先手には▲5四銀~▲6三歩成~▲7二角の狙いがあるので、後手はそれに対抗できるくらいの手が必要です。
本譜は▲8六同歩△8八歩で、ソフトの評価値+146で互角。

▲8六同歩に△8八歩で、先手の対応が少し難しいかと思っていました。
ただし、強く▲8八同玉△8五歩▲5四銀△同歩▲6三歩成△8六歩▲同銀△同飛▲8七歩△8一飛▲6二とで、ソフトの評価値+812で先手優勢で。この手順もあったようです。
実戦は△8八歩に▲同銀で、ソフトの評価値-128だったのですが、最初の局面の△8六歩に▲同銀を気にしていました。
△8六歩▲同銀△4七歩▲5八金△8八歩で、ソフトの評価値-215で互角。

▲8六同銀には、△4七歩と叩きます。
▲4七同金には△3八角がありますので、▲5八金ですがそこで△8八歩が味のいい手です。
この攻め方は、見えていませんでした。
△8八歩に▲同玉なら、△5五角▲7七銀△7五歩で、ソフトの評価値-420で後手有利。
この手順は、先手玉のコビンを攻める形です。
△8八歩に▲同金なら、△5五角でソフトの評価値-370で後手有利。
この手順は、先手が壁金になるので指しにくいです。
△8八歩に▲7七桂なら、△8九歩成▲同玉△8五歩▲9七銀△9五歩▲同歩△7五歩で、ソフトの評価値-207で互角。
▲7七桂に△8九歩成~△8五歩が、なかなか気が付かない攻め方で、以下▲9七銀に9筋を突き捨てて、△7五歩と桂馬の頭を狙う指し方です。
この攻め方は結構難しいです。
△8八歩と玉を近づけて攻めるのが参考になった1局でした。