上図は、先後逆で相穴熊からの進展で先手が▲4六同歩と銀を取った局面。ソフトの評価値-1527で後手優勢。
駒割りは角金と飛桂で後手が少し駒得で、ここで手番なのが大きいです。
ただし、対局中は7六の馬があまり働いていないのと、いつでも先手から▲3三歩の叩きから▲2五桂の筋があるので、結構大変な局面だと思っていました。
本譜は△5六歩▲5二飛で、ソフトの評価値-1105で後手優勢。

この手の交換は、評価値はまだ後手優勢になっていますが、だいぶ後手が損をした感じです。
先手の▲5二飛が攻防に効く形で、先手からの攻め味も出てきます。
▲5二飛に△5七歩成▲同飛成なら後手陣はまだ固いですが、先手も龍が自陣に戻ると結構固くなります。
△5六歩では△3七銀の方が良かったようです。ソフトの評価値-1476で後手優勢。

△3七銀と放り込むのが良かったようです。
△3七銀に▲3八歩なら、△2八銀成▲同金△3九銀▲1七銀△4六角▲5六飛△2八銀成▲同銀△同角成▲同玉△4九馬で、ソフトの評価値-2065で後手勝勢。
手順の▲3八歩は玉を固める手ですが、▲3三歩の攻め味がなくなります。
後手は平凡に△2八銀成~△3九銀と引っ掛けるのがいいようです。
△4九馬以下▲3九銀△4七銀と飛車を攻めての、1手1手の寄せとなります。
△3七銀に▲同桂なら、△同歩成▲同銀△2五桂▲2八銀打△3七桂成▲同銀△3六歩▲2八銀△3七銀▲2九桂△2八銀成▲同金△4六角で、ソフトの評価値-1983で後手優勢。
この手順は、穴熊特有で駒を打ち換えて埋める展開ですが、後手は一番いいタイミングで△4六角~△2八角成を狙う感じです。
寄せきるまではもう少し手数がかかりますが、後手指せるようです。
穴熊への攻め方が参考になった1局でした。