終盤の踏み込み

上図は、令和元年以前の対局から、先後逆で角換り腰掛銀からの進展で▲6三角と打った局面。ソフトの評価値-1901で後手優勢。

ソフトの評価値は圧倒的に後手優勢になっていますが、対局時は結構難しい局面だと思っていましたので、形勢判断が出来ていませんでした。

後手から△6九金のような筋はありますが、先手玉は詰まずに先手に金を渡すと▲4一金から後手玉が詰まされてしまいます。

本譜は△4八歩成▲7七銀で、ソフトの評価値+160で互角。

△4八歩成は△6九金からの詰めろですが、▲7七銀で詰めろを受けられて先手玉が広くなると寄せが見えない形になりました。

△4八歩成では△6八銀があったようです。

△6八銀▲同金△同成桂▲同玉△8八角成▲4一金で、ソフトの評価値-1212で後手優勢。

△6八銀~△8八角成の筋は浮かんだのですが、▲4一金と打たれると以下詰みだと思ってやめました。

△8八角成は△7八金以下の詰めろになっていますので、先手も厳しい手を指す必要があります。

▲4一金でぱっと見後手玉が詰んでもおかしくないのですが、△4一同飛▲同馬△同玉▲5二銀△4二玉▲4三銀打で、ソフトの評価値-4545で後手勝勢。

頭の中では▲4三銀打に△同金▲4一飛以下詰みだと思っていたのですが、△4三同金でも△5三玉でも後手玉は詰んでいませんでした。

ここら辺が、数手先のことを頭の中で考える対局と局後の検討の違いです。

対局時は時間がないとはいえ、このような終盤を少しでも正確に指せるようになりたいです。

終盤の踏み込みが足らなかったと分かった1局でした。