後手の攻め駒を消す指し方


上図は、相居飛車で先手雁木からの進展で△6四銀と上がった局面。ソフトの評価値+374で先手有利。

5三の銀が△6四銀と上がってきました。

対局中は先手が桂損ですが、▲4四歩と取り込む筋があるので先手が少し指せているのかと思っていました。

頭の中では▲4四歩に△4二金引▲6四角△同飛▲6五歩で、ソフトの評価値-74で互角のようなイメージをしていたのですが、ここからの展開はあまり危機感がなくて手が見えてなかったです。

実戦は▲4四歩△5五銀▲4三歩成△6六銀▲3二と△同玉▲5三金で、ソフトの評価値-93で互角。

この手順は▲4四歩の金取りにに△5五銀とする手で、以下先手は守り駒の2枚をと金で取る形に対して、後手は△5五銀~△6六銀と勢いよく踏み込んできました。

普通はと金で守り駒のの金2枚を取らせるというのは滅多にないのですが、後手も踏み込んだ形が結構先手玉は危ないです。

7七の地点で清算してから△6五桂のような筋が先手としては嫌な形です。

▲5三金と張りついていい勝負のようですが、先手は持ち駒が金と歩だけで後手の6二の飛車が横に利いているので後手玉は粘りがあるようです。

このような展開は先手がやや危険な指し方だったようです。

▲4四歩では▲6四同角がありました。

▲6四同角△同飛▲6五歩で、ソフトの評価値+279で互角。

この手順は▲6四角~▲6五歩で後手の攻め駒を消す指し方で、これで駒割りは角と銀の交換になります。

6五の桂馬がいなくなると先手玉は少し安全になります。

先手が少し駒損ですが▲6五歩が飛車取りのあたりになるのと、▲4四歩とするのが味がいいのでそれに期待した展開です。

▲6五歩に後手は飛車の逃げ場所がたくさんあります。

▲6五歩に△同飛なら▲6六歩△6四飛▲5五銀△6一飛▲4四歩△4二金引▲3五歩△6五歩▲同歩△9五歩▲5四桂△5三金▲3四歩△9六歩▲3三歩成△同銀▲4五桂打で、ソフトの評価値+1404で先手優勢。

この手順は▲6五歩~▲6六歩で、相手から△6六歩と打たれるのを手順で受けることができて、▲5五銀と飛車取りに手厚く打てれば先手が指せているようです。

▲6五歩に△6三飛なら▲5五桂△8三飛▲4三桂成△同金▲4四歩△同金▲4二金△6六桂▲3二銀△1二玉▲1五歩で、ソフトの評価値+1098で先手優勢。

この手順の△6三飛は6六の地点に空間をあけて持ち駒に歩が入れば△6六歩を楽しみにした手ですが▲5五桂の両取りが厳しく、▲4三桂成~▲4四歩~▲4二金と張りついて先手が指せているようです。

最後の▲4二金は重たいようでも、次に▲3二銀から▲1五歩や▲2四歩△同歩▲2三歩のような筋があって先手が指せているようです。

▲6五歩に△6一飛なら▲5二銀△6二飛▲4三銀成△同金▲5五桂△5三金▲4三金で、ソフトの評価値+689で先手有利。

この手順は△6一飛には▲5二銀があり、いか▲4三銀成~▲5五桂がうるさい攻めで△5三金に▲4三金と張りついて先手が指せているようです。

▲6五歩に△6二飛なら▲4四歩△5三金▲4五桂打△4四金▲3三桂成△同銀▲4五桂打△2二銀▲5三銀△8二飛▲4四銀成△6六桂▲7七金△5八桂成▲同銀右で、ソフトの評価値+450で先手有利。

この手順は後手は△6二飛~△5三金と辛抱する展開で、先手は▲4五桂打から手を繋げます。

どこかで後手から△6六歩とか△6六桂のような手がありますので先手も忙しいですが、▲5三銀~▲4四銀成と金を取れる形になれば先手が少し指せているようです。

後手の攻め駒を消す指し方が参考になった1局でした。