上図は、相居飛車で後手雁木からの進展で△6四銀と出た局面。ソフトの評価値+110で互角。
先手が▲7七角型なので角の頭が狙われやすいのですが、受け方を間違うと少し苦しくなることがあります。
後手は△6四銀と出て次に△7五歩と突く狙いですが、ここからの先手の指し手はまずかったです。
実戦は▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩▲3五銀△7五歩で、ソフトの評価値-114で互角。

対局中は先手の受け方が分からなくて、▲7八玉とすれば角が5九の地点まで通るので遠く逃げることができます。
最初はその筋が浮かんだのですが、この戦型を何度か指す中で▲7八玉と寄るのはあまりないという認識だったので指せませんでした。
遠くに逃げるのでなく踏ん張って受けるような感覚だったのですが、角は接近戦に弱いので上手に受けないとそれだけで手にされてしまいます。
△7五歩に▲同歩なら△7六歩▲6六角△5五銀で、ソフトの評価値-316で後手有利。
この展開は角と銀の交換になるので後手有利です。
△7五歩に変化手順で▲6六角△7六歩▲5六歩△7二飛▲7八金で、ソフトの評価値-150で互角。
この手順の▲6六角はあまり見ない受け方で、△7六歩とされると先手が1歩損になります。
以下▲5六歩と突いて角の利きを広げてから▲7八金と受けに回る形でこれでも互角のようです。
△7五歩と突かれた局面が先手が1手遅れているのでやや非常手段的な受け方ですが、1歩損でもこのような受け方があると知っていれば役に立つことがあるかもしれません。
先手は1歩損より角の逃げ道を確保するというのが大事だったようです。
なお最初の局面図で▲2四歩では▲3六飛がありました。
▲3六飛△7五歩▲同歩△同銀▲7六歩△8六歩▲7八金で、ソフトの評価値+130で互角。

この手順の▲3六飛ですが、部分的に見たことはある手ですがこのタイミングで飛車を浮くのは全く見えていませんでした。
自分はこの戦型の先手をもつと攻める形に専念したいということで、事前に丁寧に受けるという発想がありませんでした。
飛車の横利きで角の頭を守るという意味ですが、それでも△7五歩と突いてきたときの対応が気になります。
△7五歩▲同歩△同銀に▲7六歩と打つのが少し気がつきにくい手で、△8六歩に▲7八金と上がって8筋の補強をする受け方です。
どこかで見たような気もする受け方でしたが、後手の銀を4段目に進出させないのが大事だったようです。
▲7八金以下△8七歩成▲同金△6四銀▲8六歩で、ソフトの評価値+113で互角。
この手順の▲8七同金は自分は知らなかったのですが、△6四銀に▲8六歩と受けてこれで7筋と8筋は安全になります。
先手は歩切れに対して後手は持ち駒に3歩あるので後手が得をしているようでも、形勢は互角のようです。
なお▲8七同金で▲8七同銀なら△8六歩▲9八銀△6四銀▲8七歩で、ソフトの評価値+105で互角。
この手順は▲9八銀の形があまりいい形ではありませんが、△6四銀に▲8七歩と合わせてどうかという受け方です。
後手が雁木できたら先手で▲3七銀型から動く形はよく指すのですが、受け方はあまり分かってなかったので本局はためになったようです。
対雁木での角頭の受け方が参考になった1局でした。

















